兄弟の正と負の絆
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夜業の正体が徐々にわかってくる。
正守に影宮閃に烏森に選ばれた人間(良守と時音)
の監視を指示する。特に良守は歴代のうちでも
烏森の力が極端に表れているからだ。
みんなの力
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漫画はやっぱりストーリー重視です。多少絵が下手でも、ストーリーが良ければ読めますし。 最初結界師は絵が好みじゃなくて、なかなかコミックスを買う気にならかなったのですが、皆さんのレビューを読むうちに気になってきて、今は大人買いまっしぐらです。アニメの続きから買ってます。そのうち1から13もそろえるつもりです。 絵が好みじゃない、と描きましたが、今は好きになってきました。某ジャンプ漫画みたいに絵が綺麗でもストーリー性に深みがない漫画と違って面白いです。 おばあちゃんとおじいちゃんの代は、時子のほうが暴走キャラだったというのがつぼでした。繁じいの方がフォローするキャラだったなんて。 二人の若い頃の話が読みたいと思いました。二人ともに今は伴侶がいないのも気になるし。亡くなったのかな? 正統をつげなかった二人の娘(良守母)と息子(時音父)の学生時代も気になるし。 四師方陣はみんなで力を合わせる凄い術でした。 それにしても、良守の暴走がちょっと恐かったですね。繁じいも来てくれてるのに相談なしで時音の言葉に耳も貸さず、危険な事をしようとして、時子が止めに現れなかったら、と思うとゾッとしますね。 あれでは、また同じことが行ってしまった時、時子や繁じいがいなかったら、時音が良守を止めるために自己犠牲に走りかねません。良守にはそういう意味での成長が必要です。
正守の「明日」はどっちだ
★★★★★
墨村兄弟の絆が試された「無道」編(?)がついに完結。
正守と無道は、ある意味、似た者同士ではあったのでしょうが、
良守という存在の有無により、決定的に異なっているといえます。
正守にとって良守は、コンプレックスの対象である反面、
守るべき「弟」であり、守るべき「道」をさし示す道標でもある、
ということなのでしょう。
今回の闘いを通じ、良守との関係性を再認識し、
自らのなすべき役割を自覚した正守。
以前より、兄弟間のわだかまりはなくなったようですが……。
正守が今後、無道の辿った「道」に進む可能性もある、
という含みを残しているところが心憎いですね。
そして、新展開へ。
烏森によって選ばれる正統継承者。
「烏森の地では滅多に死なない」とされる
彼らとは、そもそもどういった存在なのか?
本作の核心ともいえるこの謎に、スポットが当てられていくようです。
一難去って、また一難。
★★★★★
まず、表紙が秋っぽくていいですね。
そして話の方は、前巻の続きですが無事完結。
無道と正守の対決もきちんと幕を閉じてくれたので、よかったです。
裏会の中でも、二人は同じような境遇にあったのかもしれません・・・。
ただ、正守の方は無道と違い、『良守』という存在があった。
そこが、二人は同類ではないということを物語っていたような気がします。
少しは兄弟の中のモヤモヤ感も消えたのでは?
そしてお話は進展開へ。
烏森学園に転校してきた、影宮と秋津。
裏表のある派遣であるためか、影宮は黒芒楼の時と少し感じが違いました。
更に黒蝶の妖によって烏森学園の生徒達に被害が続出、前代未聞の大ピンチに。
果たして四師方陣は無事に成功するのでしょうか。
続きがとても気になります。
新裏会とは
★★★★★
正守と良守二人での神祐地の封印には成功します。
そこには、相反する兄弟の絆があったからこそ成功したのではないのでしょうか。
裏会にも新たな局面を迎えます。
裏会の情報を外部に漏らしていたNO3の処罰において、正守のどす黒いオーラ。
見るものをゾクゾクさせます。
裏会は烏森の監視強化として、新たな人物を派遣します。しかし、それは烏森を
監視するのではなく、結界師の監視。これはどのような意味を持つのでしょうか。
対象となる良守と時音。学校に現れる異変に戸惑います。変化をする訳でもない
謎の妖。シリーズ初の良守の祖父、時音の祖母を含めた四人の合体結界で滅しよう
と試みられます。
さて、揺らぐ結界ですが、無事滅することができるのでしょうか。また、この謎の
妖の送り主の正体とは。
次巻が楽しみです。