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インフルエンザ パンデミック―新型ウイルスの謎に迫る (ブルーバックス)

価格: ¥924
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
インフルエンザについて正しい知識が得られます。 ★★★★★
この本を読むと、インフルエンザについての報道がいかに偏った内容かがわかります。
さすがブルーバックス、といいたくなる1冊です。
新型インフルエンザに関する専門家による優れた科学コミュニケーションの本 ★★★★★
 新型インフルエンザに対する報道は断片的で全体像が見えません。また、本書の211ページに「気がかりなのは、マスコミの報道により、「新型インフルエンザは、季節性インフルエンザと病原性は変わらない」という誤った情報が浸透しつつある点だ。」と著者の懸念が表明されているように、マスメディアから流れてくる情報に一貫性がありません。
 「インフルエンザとはどういうものであるか。どのように感染するか。感染の予防と感染拡大の防止はどのようにしたらよいか。」などをインフルエンザ流行に対する人の対応方法の歴史を紹介しながら、本書は解説していきます。
 「一段落したかに見える新型インフルエンザが猛威をふるう前に、多くの人に正しい知識を・・」と9月に発行されたと考えられる本書、実現には著者、出版社の努力があったことが推察されます。レビュー者は科学コミュニケーションに関心を持っていますが、書籍というメディアも、時機を得た発行であればメディアとして大きな力を持つことを認識させられました。本書は専門家に手によってまとめられた科学コミュニケーションの優れた事例といえます。

 なお、本書の内容とは関係ありませんが、帯の「ロベルト・コッホ賞を受賞したインフルエンザの世界的権威が書いた衝撃の科学ミステリー」という文は、権威主義的な表現で「科学ミステリー」という表現も内容に対して強い違和感をあります。帯は営業の考えが大きく反映されているのかもしれませんが、帯も本の内容の一部と考えて、その内容を理解した上で文を作成して欲しいものです。
中高校生向きの本だが、大人でも解りやすくて推薦図書 ★★★★★
中高校生向きの本だが、大人でも解りやすくて推薦図書
インフルエンザ研究の第一人者:河岡 義裕 先生が書いた本です。
先生はインフルエンザウイルスを世界で初めて、人の手で
人工的作る事に成功した、研究チームのリーダーです。
1918年のスペイン風邪は、記録にある限り、人類が遭遇した
最初のインフルエンザの大流行(パンデミック)である。
そのスペインか風邪のインフルエンザウイルスも作って
しまった人です。この研究成果で、技術的なブレイクスルー
が起こり、インフルエンザの研究は一気に進みました。
ノーベル賞ものですよ、現在新型インフルエンザが
日本でも、パンデミックを起こしていて平成21年12月6日
時点で100人の死亡が確認されている。
季節性インフルエンザと異なる所は、若い健康な人が重症な
ウイルス性肺炎になって、人工呼吸器を挿入さている
点が大きく異なる。そんな、河岡 義裕 先生と
堀本 研子 先生が主に執筆した、 中高校生向きの本だが、
大人でも解りやすくて推薦図書です。
変異するウィルス ★★★★★
弱毒性である新型インフルエンザ。

著者は、何度も甘く見てはいけないと
警鐘を鳴らしている。

なぜならウィルスのRNAは、
変異が蓄積しやすいのである。
たった一つのアミノ酸残基の変化によって、
強毒化する可能性がある。

その変異が起こるのは、誰が感染した
ときなのかわからない。
世界最強のインフルエンザ対策国・日本 ★★★★★
日本のインフルエンザ対策は、長年にわたって蓄積された成果から、世界でもっとも進んでいるのだそうだ。昔は、毎年、学校において予防接種を行っていた。本書の著者も、本書で具体的な数値を上げながらその成果を認めているのだが、残念ながら現在では実施されておらず、結果として「超過死亡者数」(詳細は本書で)が上昇しているという。

本書の著者はインフルエンザ・ウイルス研究の第一人者といってもいい人である。その著者曰く「専門的なところもあるが、それはブルーバックスであるということで」との由であるが、門外漢にも十分理解できる丁寧な説明をした内容にまとめている。いらぬ誤解を生まないように、という配慮だろう。

本書の帯には「衝撃の科学ミステリー」とあるが、まさに小説のように読み進められる本である。