絵巻水滸伝 第七巻 軍神独歌行
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絵巻作家・正子公也氏、作家・森下翠氏、制作・株式会社キノトロープによる電子版『絵巻水滸伝』が、堂々の刊行開始!
中国四大奇書『水滸伝』が現代に蘇る!
英雄豪傑108人を新たな視点から鮮やかに描き出す、豪華絢爛絵巻。
WEB上で公開され2000万ページビューを記録し、“世界一面白い『水滸伝』”と読者に熱烈に支持された単行本『絵巻水滸伝』が電子書籍として 初登場。
歴史武将画の世界的第一人者、絵巻作家・正子公也の描く美麗挿絵、読みやすく、かつ格調高い文章で定評の歴史作家・森下翠の、原典を生かした巧みなストーリー。
第七巻「軍神独歌行」
“小旋風”柴進は、叔父が横死したとの知らせを受け、急ぎ高唐州へ赴くが、邪な知府・高廉により捕らわれてしまう。梁山泊は柴進救出のため高唐州に戦いを挑む。高廉は妖術を使って梁山泊軍を窮地に陥れるが、“入雲龍”公孫勝の五雷天心の正法に敗れ、梁山泊は高唐州を制圧した。この事態に、大宋国の実権を握る宰相蔡京、枢密使童貫らは、梁山泊を掃討すべく、軍神“双鞭”呼延灼を召還する。呼延灼は鋼鉄の騎馬部隊“連環馬”軍を率い、梁山泊へ攻め寄せる。さらに“轟天雷”凌振による砲撃が梁山泊に大きな打撃を与えるが、連環馬を破る唯一の武器“鈎鎌鎗”を操る“金鎗手”徐寧の入山により、一気に形勢は逆転する。再起を図ろうとする呼延灼は、親交のある青州知府・慕容彦達に援軍を求めるが、慕容知府は州内の盗賊・青州三山――二竜山、桃花山、白虎山を討伐するよう条件を出す。呼延灼率いる青州軍に対し、青州三山は手を結び、梁山泊に加勢を求める。それに応じた梁山泊軍は青州三山とともに青州城を攻め、これを陥落。軍神・呼延灼もついに敗北するが、晁蓋はその武勇に敬意を示し、彼を梁山泊に迎え入れる。山塞へ凱旋する梁山泊軍の中には、呼延灼、そして“花和尚”魯智深、“行者”武松、“青面獣”楊志ら青州三山の男たちの雄姿があった。