絵巻水滸伝 第六巻 祝家荘風雲
価格: ¥0
絵巻作家・正子公也氏、作家・森下翠氏、制作・株式会社キノトロープによる電子版『絵巻水滸伝』が、堂々の刊行開始!
中国四大奇書『水滸伝』が現代に蘇る!
英雄豪傑108人を新たな視点から鮮やかに描き出す、豪華絢爛絵巻。
WEB上で公開され2000万ページビューを記録し、“世界一面白い『水滸伝』”と読者に熱烈に支持された単行本『絵巻水滸伝』が電子書籍として 初登場。
歴史武将画の世界的第一人者、絵巻作家・正子公也の描く美麗挿絵、読みやすく、かつ格調高い文章で定評の歴史作家・森下翠の、原典を生かした巧みなストーリー。
第六巻「祝家荘風雲」
祝家荘で捕らえられた“鼓上蚤”時遷を救うため、“病関索”楊雄と“拚命三郎”石秀は、梁山泊へ助けを求めた。これに端を発し梁山泊と祝家荘の戦いが始まるが、地の利を生かした祝家荘軍の戦術や、美貌の女剣士“一丈青”扈三娘の活躍により、梁山泊軍は苦戦を強いられる。しかし、登州より梁山泊へ身を投じた“病尉遅”孫立とその一族が援軍となり、梁山泊軍は祝家荘を打ち破る。天涯孤独となった扈三娘に“矮脚虎”王英は命がけの真剣勝負を挑み、二人は結ばれる。その祝宴の夜、“挿翅虎”雷横が無残な姿で梁山泊に現れた。女芸人を殺した罪で流刑となった雷横は、その途上で親友の“美髯公”朱仝に逃がされたのである。逃亡を助けた朱仝は滄州へ流罪となるが、知府の優遇を受け、その愛児の守役となる。ところが、朱仝を梁山泊に迎えようと雷横とともにやって来た“黒旋風”李逵に、子供を殺められてしまう。それを知った宋江は李逵を梁山泊から放逐する。李逵はひとり故郷に戻るが、村人から殺人の濡れ衣を着せられて捕らわれの身となる。しかし、宋江のはからいによって助けられ、滄州の“小旋風”柴進の屋敷に寄宿することになる。そんなある日、柴進の屋敷に凶報を届ける急使が駆け込んできた。