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あらすじで読む日本の名著―近代日本文学の古典が2時間でわかる! (楽書ブックス)

価格: ¥2,700
カテゴリ: 単行本
ブランド: 中経出版(発行 樂書舘)
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思い出すのに最適 ★★☆☆☆
題名と雰囲気だけ思い出せるけど他は全く、という場合
内容と題名が一致しなくて、本棚をあさる寸前・・・
などなど、ど忘れがひどい私のための本だと思う。
つまり、困った頭の整理に、主人公の名前などを確認するため、
細かい部分を確認するためにこの本を使うのがベストだと思う。
また、読みながら「そういえばそうだった」と思える。

原作を読む、そしてあらすじで確認する。
製作した側としてはあらすじを読んで、原作に興味を、というものであろうが、確認以外には向いていない。
「高瀬舟」などの短編であればあらすじを読むよりも本編を読むほうが良い。
美しい情景、心理描写などが省略されているだけなのだから。

もっと本を読んでほしいという気持ちは伝わってきたが、もう少し工夫のある内容であってほしかった。
あらすじだけでは読んでも「あぁ、そうなんだ」とどこにも面白みを見出せないのでは。

あくまでこれは原作を読んでから手元に置く本だと思う。

きっかけにはなりませんでした。 ★★☆☆☆
なんとなく名著とはどんなものなのか知りたくて読んでみましたが
結局「ふーん」で終わってしまいました。
ちょっと興味を持った自分でさえこのありさまですから
もともと読書をしない中高生がこの本で原著を読んでみたいという気になるのか疑問だ。
やっぱ本当に読む気になるには何か他のきっかけが必要でしょう。
自分の場合は川端康成の「古都」が上戸彩が主演でドラマのスペシャル
をやると知って原作を何度も読みましたがw
きっけけなんてそんなもんです。
いくら手っ取り早くあらすじがわかると言っても
自分が好きなものと関連づけるようにしたほうが興味がわくものだと思います。
コンセプトはとてもいい。 ★★★★★
若者の活字離れを悲観した高校の校長先生が
あらすじだけでも読んでほしいと願って作られた本。
1作品5ページ程度。
明治から昭和にかけての日本の名著28作品を掲載している。

僕は一冊も読んだことがなかった。
古くさい感じ。

意外に読みにくい。
目が活字の上を滑っていくだけ。
全然内容が頭に入ってこない。

内容を知っていたのは田山花袋の『蒲団』だけ。

『春琴抄』が良かったと思う。何が良かったのかうまく説明できない。

東大出身の作家ばかり。

『斜陽』、『放浪記』、『金閣寺』のさわりを読めただけでも良かったと思う。

読了。ちょっと期待はずれ。自分のせいか?

古典に興味はあるけど、全部読むのは面倒くさいという人におすすめ! ★★★★☆
この本は古典が「難しいし、分からない」という人でも簡単に理解できます。また、古典が好きな人は、大部分が省略されていることに気づき、つっこみがいがあるでしょう。そして、大長編の源氏物語を読み、途中で挫折した人もこれを読み、また興味が湧くと思います。 
文学のアウシュヴィッツ。 ★☆☆☆☆
う~ん、いただけませんねぇ。誤字、脱字多すぎます。
この本を評価する声として、名作にふれるきっかけになるとありますが、そんなことありませんよ。あらすじ読んで、ふ~ん、そうかそんな話なんだ(実際に読んだも同然。なにやらお得)、それでおしまい。そんな方が大多数です。あらすじの罠に騙されちゃイケマセン。

私が思うのは、本(原著)が売れなくなる要因にこそなれ、読書推進効果はナシでしょう。だって、その本を読んだ熱い思いが伝わるレビューや書評でもないし。
そもそも文学作品とは作者の「文体」こそ命なのに、その生命線が要約によってずたずたに引き裂かれ、脱臭されちゃっていますから。毒にも薬にもならない要約文学の力っていったい何なんでしょうか。

ためしに現代に存命中の作家は、このようにして自分の作品が要約されることを快く思うでしょうか。あらすじ化を承諾するでしょうか。それも自作のファンでもない人たちによって。
ひとつ聞いてみたいものです。

この本に収録されている作家の方たちは既に鬼籍に入っていますから、抗議の声も挙げようがありません。著作権は死後50年有効だそうですが、このような利用法で蹂躙されるがまま、というのはいかがなものでしょうか。

文学作品を「教育」(なんと胡散臭い言葉!)の名のもとにおとなしくガス室に押し込めてしまっているような気分になりました。言葉は厳しいですが。これではまるで「文学の強制収容所」ではないでしょうか。