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あらすじで読む日本の名著 No.2―近代日本文学の名作が2時間でわかる! (楽書ブックス)

価格: ¥1,050
カテゴリ: 単行本
ブランド: 中経出版(発行 樂書舘)
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:小川義男/編著 出版社名:楽書舘 発売所名:中経出版(発売) 発行年月:2003年11月 関連キーワード:アラスジ デ ヨム ニホン ノ メイチヨ 2 あらすじ で よむ にほん の めいちよ 2、 ラクシヨカン チユウケイシユツパン 4680 らくしよかん ちゆうけいしゆつぱん 4680、 ラクシヨカン チユウケイシユツパン 4680 らくしよかん ちゆうけいしゆつぱん 4680 現役高校教師たちによる執筆で話題を呼んだ前作『あらすじで読む日本の名著』。本書ではあらたに25編の名著を厳選、一つ一つ丁寧にまとめました。読み忘れた名著、映画・舞台でおなじみの名作が続々登場!もう一度、原作が読みたくなる本。 『三四郎』夏目漱石『最後の一句』森鴎外『夜明け前』島崎藤村『すみだ川』永井荷風『銀河鉄道の夜』宮沢賢治『檸檬』梶井基次郎『薮の中』芥川龍之介『生まれいづる悩み』有島武郎『出家とその弟子』倉田百三『刺青』谷崎潤一郎『銀
現代日本の風潮を見事にとらえた本です。 ★☆☆☆☆
あらすじでもそこそこ読ませるものもあり、あらすじだと何がなんだかわからないものもある。あらすじだろうが付け焼刃だろうが、知識として知っている分には、受験で役立つかもしれないし、酒の席で博識を披露できるかもしれない。要するに日本とはその程度の表層的な知識で渡っていくことが可能だと信じられている社会なのだ。文学もなめられたものである。

本書を買い、恥ずかしいのでカバーをつけて電車の中で読んでいる己自身にどこか嫌悪を感じつつ、それでも即席の知識習得欲から解放されない人がこの国にはわんさかいるのではないか。かくいう私自身もこのあらすじ本を読んでしまう一員、「知の脅迫」に抗しきれない者なのだ。そういった意味で本書をカバーもつけず電車のなかで堂々と読んでいる者がいたとしたら、その読者のまぶしさに負けたと思うだろうし、そういう読者なら後ろ指さされず本書を読む資格があるだろうと思う。

自省もこめていうと、私はこっそりこのあらすじ本を読もうとした一人であり、さもしさを感じながらする読書とは何なのだろうと、自分に憤りさえ感じた。人知れず、隠れて読むべき本は少なからず存在するが、それは密やかな愉しみに裏打ちされていたりする。この本が密やかな愉しみを提供してくれたとは言い難いが、自尊心の揺らぎと引き換えに微かな知識欲を満たしくれたことには感謝しているのである。

よみがえれ、国語力! ★★★☆☆
 って願いを込めて現役の先生たちが日本の小説を要約した意欲作。

最初、この本を購入したのは村上春樹氏の「若い読者のための小説案内」みたいな本なのかな?と思ったからでした。
 「若い~」は、村上氏独特の解釈を縦糸に、実に簡潔に明瞭に、日本の私小説のあらすじをまとめ、その小説を実際に読む糸口となってくれました。

 ただ、この「あらすじ~」は、あまりにも要約が即物的というか、「誰と誰が出てきて、どうなって、最後はこうです」と、事実の羅列でしかないのです。まあ、それでも優れた小説の構成やキャラの立て方の見事さには触れることが出来るのですが、、、。

 内容を要約するだけでなく、もう少し主観的な導きでもいいから、編者の、その作品への解釈や思いなどを交えてくれたほうが、とっつきやすいのではないですかね、特に若い人には。