「そんな本もあったな」と思って、またその名作を文庫などで買い求めて読み直していくと、子供のころとは違った感動もあるし、やはり名作の持つ文章の力にあらためて驚かされます。筋を知っていても感動してしまうのです。こんな凄い本を子供のときに読んでいたのかという感じです。
ただ、101もの名作が選ばれているから、漏れはないといえばないんだけど、やっぱりあると思いました。「これが載っているのに、あれが載っていない」という偏りがあると思うけれど、それはそれで監修者の取捨選択があるのだろうから、そういうものだと思って楽しんで読んでいます。