中国怪奇小説集 全220編
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本書は、青空文庫より以下を収録しています。
◆中国怪奇小説集 01 凡例
◆中国怪奇小説集 02 開会の辞
◆中国怪奇小説集 03 捜神記(六朝)
◆中国怪奇小説集 04 捜神後記(六朝)
◆中国怪奇小説集 05 酉陽雑爼(唐)
◆中国怪奇小説集 06 宣室志(唐)
◆中国怪奇小説集 07 白猿伝・其他(唐)
◆中国怪奇小説集 08 録異記(五代)
◆中国怪奇小説集 09 稽神録(宋)
◆中国怪奇小説集 10 夷堅志(宋)
◆中国怪奇小説集 11 異聞総録・其他(宋)
◆中国怪奇小説集 12 続夷堅志・其他(金・元)
◆中国怪奇小説集 13 輟耕録(明)
◆中国怪奇小説集 14 剪灯新話(明)
◆中国怪奇小説集 15 池北偶談(清)
◆中国怪奇小説集 16 子不語(清)
◆中国怪奇小説集 17 閲微草堂筆記(清)
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著者について
岡本綺堂(おかもと きどう、1872年11月15日(明治5年10月15日) - 1939年(昭和14年)3月1日) は、
小説家、劇作家。本名は岡本 敬二(おかもと けいじ)。別号に狂綺堂、鬼菫、甲字楼など。著名な作品は、
新歌舞伎の作者及び「半七捕物帳」などがある。
~ウィキペディアより ~
本文より
この一巻は六朝・唐・五代・宋・金・元・明・清の小説筆記の類から二百二十種の怪奇談を抄出した。
敢て多しというではないが、これに因って支那のいわゆる「志怪の書」の大略は察知し得られると思う。
(中略)
主人の「開会の辞」が終った後、第一の男は語る。
「唯今御主人から御説明がありました通り、今晩のお話は六朝時代から始める筈で、わたくしがその前講を受持つことになりました。なんといっても、この時代の作で最も有名なものは『捜神記』で、ほとんど後世の小説の祖をなしたと言ってもよろしいのです。
(中略)
首の飛ぶ女
秦の時代に、南方に落頭民という人種があった。その頭がよく飛ぶのである。その人種の集落に祭りがあって、それを虫落という。その虫落にちなんで、落頭民と呼ばれるようになったのである。
◆◆ 中国怪奇小説集 ◆◆
■■【 03 捜神記(六朝) 】■■
001首の飛ぶ女
002玃猿
003琵琶鬼
004兎怪
005宿命
006亀の眼
007眉間尺
008宋家の母
009青牛
010青い女
011祭蛇記
012鹿の足
013羽衣
014狸老爺
015虎の難産
016寿光侯
017天使
018蛇蠱
019螻蛄
020父母の霊
021無鬼論
022盤瓠
023金龍池
024発塚異事
025徐光の瓜
■■【 04 捜神後記(六朝) 】■■
026貞女峡
027怪比丘尼
028夫の影
029蛮人の奇術
030雷車
031武陵桃林
032離魂病
033狐の手帳
034雷を罵る
035白帯の人
036白亀
037髑髏軍
038山
039熊の母
040烏龍
041鷺娘
042蜜蜂
043犬妖
044干宝の父
045大蛟
046白水素女
047千年の鶴
048箏笛浦
049凶宅
050蛟を生む
051秘術
052木像の弓矢
■■【 05 酉陽雑爼(唐) 】■■
053古塚の怪異
054王申の禍
055画中の人
056北斗七星の秘密
057駅舎の一夜
058小人
059怪物の口
060一つの杏
061剣術
062刺青
063朱髪児
064人面瘡
065油売
066九尾狐
067妬婦津
068悪少年
069唐櫃の熊
070徐敬業
071死婦の舞
■■【 06 宣室志(唐) 】■■
072七聖画
073法喜寺の龍
074阿弥陀仏
075柳将軍の怪
076黄衣婦人
077玄陰池
078鼠の群れ
079陳巌の妻
080李生の罪
081黒犬
082煞神
■■【 07 白猿伝・其他(唐) 】■■
083白猿伝
084女侠
085霊鏡
086仏像
087孝子
088壁龍
089登仙奇談
090蒋武
091笛師
092担生
093板橋三娘子
■■【 08 録異記(五代) 】■■
094異蛇
095異材
096異肉
097異姓
098異亀
099異洞
100異石
101異魚
■■【 09 稽神録(宋) 】■■
102廬山の廟
103夢に火を吹く
104桃林の地妖
105怪青年
106鬼国
107蛇喰い
108地下の亀
109剣
110金児と銀女
111海神
112海人
113怪獣
114四足の蛇
115小奴
116楽人
117餅二枚
118鬼兄弟
■■【 10 夷堅志(宋) 】■■
119妖鬼を祭る
120床下の女
121餅を買う女
122海中の紅旗
123厲鬼の訴訟
124鉄塔神の霊異
125乞食の茶
126小龍
127蛇薬
128重要書類紛失
129股を焼く
130三重歯
131鬼に追わる
132土偶
133野象の群れ
134碧瀾堂
135雨夜の怪
136術くらべ
137渡頭の妖
■■【 11 異聞総録・其他(宋) 】■■
138竹人、木馬
139疫鬼
140亡妻
141盂蘭盆
142義犬
143窓から手
144張鬼子
145両面銭
146古御所
147我来也
148海井
149報寃蛇
150紅衣の尼僧
151画虎
152霊鐘
■■【 12 続夷堅志・其他(金・元) 】■■
153梁氏の復讐
154樹を伐る狐
155兄の折檻
156古廟の美人
157捕鶉の児
158馬絆
159廬山の蟒蛇
160答刺罕
161道士、潮を退く
■■【 13 輟耕録(明) 】■■
162飛雲渡
163女の知恵
164鬼の贓品
165一寸法師
166蛮語を解する猴
167陰徳延寿
168金の箆
169生き物使い
■■【 14 剪灯新話(明) 】■■
170申陽洞記
171牡丹燈記
■■【 15 池北偶談(清) 】■■
172名画の鷹
173無頭鬼
174張巡の妾
175火の神
176文昌閣の鸛
177剣侠
178鏡の恨み
179韓氏の女
180慶忌
181洞庭の神
182呌蛇
183范祠の鳥
184追写真
185断腸草
186関帝現身
187短人
188化鳥
■■【 16 子不語(清) 】■■
189老嫗の妖
190羅刹鳥
191平陽の令
192水鬼の箒
193僵尸(屍体)を画く
194美少年の死
195秦の毛人
196帰安の魚怪
197狗熊
198人魚
199金鉱の妖霊
200海和尚、山和尚
201火箭
202九尾蛇
■■【 17 閲微草堂筆記(清) 】■■
203落雷裁判
204鄭成功と異僧
205鬼影
206茉莉花
207仏陀の示現
208強盗
209張福の遺書
210飛天夜叉
211喇嘛教
212滴血
213不思議な顔
214顔良の祠
215繍鸞
216牛寃
217鳥を投げる男
218節婦
219木偶の演戯
220奇門遁甲