「きょうは ぼくの ともだち しょうかい するね」。仲良しの友だちを、エルマーが紹介。しましまだらけのシマウマ、てんてんだらけのヒョウ、いちばん背が高いキリン、ちっちゃなネズミ、大きな声で鳴くライオン。いろんな模様、いろんな形、いろんな鳴き声の友だちがいるけれど、みんな仲良し。
動物たちの表情はユーモラスだが、ガオーと大声をあげるライオンのキバは鋭く、草原を駆け抜けるシマウマの後ろ足は力強くて、ただかわいらしいだけではないところがいい。そんな彼らの姿を見ながら、リズミカルな文で書かれたそれぞれの特徴を読んであげれば、子どもたちも自然に動物の名前をおぼえられるだろう。
堅い厚紙でできていて破れにくく、角も丸くカットしてあるから、小さな子どもが思いきりめくっても、大丈夫。(門倉紫麻)
ぞうのエルマーが「今日は僕の友達を紹介するね!」と始まり、グレーの象の仲間をまず紹介し、次にしましまのシマウマ!とか、ながーいヘビ!キリンは背がたかーい!ヒョウはてんてん!と短い文であっという間に読めちゃう内容です。最後には「みんな僕の友達さ!」と全員集合で終わるのですが、単純明快なので気に入っています。
2歳の息子は「友達」を理解しはじめたので「シロクマさんこんにちはー!何してるのー?」とか「仲良しなんだよね~!」とか「一緒にダンスしてるのかなぁ」とか毎回文章にない読み方で親子で自由に楽しんでいます。
手垢で曇るのが気になって拭いてしまうほど、ツヤ!ツヤなボードブックです。イラストがカラフルできれいなのが、目の栄養って気がしてます!