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資本論 (8) (国民文庫 (25))

価格: ¥1,260
カテゴリ: 文庫
ブランド: 大月書店
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:カール・マルクス/著 岡崎次郎/訳 出版社名:大月書店 シリーズ名:国民文庫 25 発行年月:1972年06月 関連キーワード:シホンロン 8 コクミン ブンコ 25 しほんろん 8 こくみん ぶんこ 25、 オオツキ シヨテン オオツキシヨテン 0717 おおつき しよてん おおつきしよてん 0717、 オオツキ シヨテン オオツキシヨテン 0717 おおつき しよてん おおつきしよてん 0717
もう一息、頑張って最後まで読んでください ★★★★☆
国民文庫版資本論もいよいよ最終巻。(第9分冊は索引などで本文はありません。)地代と階級論が議論されています。
資本論は第1部(資本の生産過程:第1分冊から第3分冊)だけがマルクス自身の手によるもので、第2部、第3部は遺稿をエンゲルスが纏めたもので、未完成の著作です。特に第3部ではその考察の多くは未完成で、首を傾げたくなるような議論も散見されます。ですから、マルクスの資本論は第1部だけ読めばよいという意見も一部頷けるところもあります。第8分冊で展開される地代論も、単なる練習問題を解いているだけにすぎず、それも数学を活用すれば簡潔で明快に説明できるのに、言葉と表だけで長々と議論を進めているために、やたら分量がある割には内容がないという感は否めません。現代的な価値があるのかと聞かれれば、歴史的な価値があるとしか答えられないという人もいるでしょう。
とは言え、資本論は、第1部で展開された剰余価値理論だけではなく、剰余価値が利潤、利子、地代へと分割されていく過程を解明することで初めて、真の意味で一つの体系となります。
ですから、第1部の歯切れのよく明快なマルクスの議論と比較して、曖昧で雑然としていて、古色蒼然という感の強い第3部ですが、是非最後まで読み通してもらいたいと思います。得るものは必ずあるはずです。少なくとも、マルクスは歴史上最大の天才などではなく、困難な生活環境の中で、資本主義の正体を問い続けた人間らしい誠実な思想家・社会改革家だったことが分かるはずです。