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パンツの面目ふんどしの沽券 (ちくま文庫)

価格: ¥672
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
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集中力(情熱)はスゴイ ★★★★☆
 男性がパンツを穿かずにワイシャツの裾で股下を包む事は、
ファッションに疎い私でも知っていましたが、下着や便所、
衛生観に関する、文化差・時代の変化とか面白かったです。
ちなみに私の祖母も昔、畑仕事の際は腰巻の上にモンペを穿き、
要事はモンペを下ろし、尻を突き出して立小便をしていました。
 ズボン(襦袢、ジュポン)に関する歴史学上の論争も面白
かったですが、著者のような集中力が無い私は、最後は少々
飽きてきて読むスピードが落ちました。
 もう改訂版は期待できませんが、写真やイラストがもっと
充実していると個人的には読みやすく、もっと入り込みやす
かったかなと思います。
米原万里の副産物としての長編「パンツとふんどし」 ★★★★★
 米原万里が幼少期に社会主義計画経済圏で経験した「パンツの美」と「パンツの機能美」に対する人々の憧れと渇望の解明を主軸に本書は展開される。
 更に、父の「ふんどし」が考察の幅を広げる。
 この考察を公にすることにより波紋は広がり、先行する研究者や同好の士により、「パンツとふんどし」の物語は留めなく広がる。
 米原万里の好奇心から出発した物語は、本人の思惑を超えて「パンツとふんどし」に導かれる様に遠大な物語になる。
 キリストは本当は、何を身に付けていたのか?
探究心とは何か、を知る一冊 ★★★☆☆
ふんどしは、コシマキは、パンツは…と、世界中のあらゆる「下着」について、ルーツや姻戚関係が明かされていく。

読んでいると、途中から下着そのものへの興味は薄れてしまった(飽きてくる)。「なんで米原さんはこんなに下着に執着しているのか?」という疑問とともに、彼女のその「謎を解き明かしたい」という余りある情熱を味わうのが、この本の正しい楽しみ方だと思う。
真面目な「下着史」 ★★★★★
タイトルからすると抱腹絶倒のエッセイ集という感じがするのですが、実際は至って真面目な「下着史」です。
古今東西の様々な資料から、パンツがどうして生まれてきたかとか、様々な考察がなされて行きます。

もっとも、米原さんらしいユーモアに満ちた文章は、あちこちで思わず笑ってしまうところも沢山あります。
特に、ソ連の人達が排便の後、紙を使わない部分の検証の過程は、信じられないような事実であることもあって、驚きと笑いに終始します。

中盤以降は、キリストは腰に何をつけて十字架に賭けられたのか?とか、アダムとイヴの無花果の葉はどう留められていたか?に始まる「下着」の歴史、由来に至ると、米原さんのライフワークにしようという意気込みが伝わってくる熱のある文章になってきます。

それにしても、「下着」について、余りに知らないことだらけでした。