タイトルは忘れてしまいましたが、この絵本に似た映画を子供の頃に観たのを覚えています。それにちなんだ絵本なのかもしれません。
　主人公の少女は親元を離れて、まだ会ったことのないおじさんの元へ向かいます。その間、おばあちゃんや両親に手紙を書きます。おじさんは気難し屋な人でしたが、詩を書いてあげたりして、だんだん溶け込んでいきます。ずっとガーデニングを夢みていた少女は、おばあちゃんが送ってくれた種を使ったりして、花園を作る計画を立てます。おじさんの元を離れる最後の日、少女はその花園でおじさんを迎え別れのパーティを開くのです。おじさんは本当は心のやさしい人。少女との別れを惜しむ場面も印象的でした。
　絵本の中の色とりどりの花の絵や、白黒の中に少女だけが色をつけているページ等、心の中の様子まで色でさりげなく表現されていました。
少女の書く手紙がそのまま本文になっているという、とてもお洒落、かつ感情を揺さぶられる一冊です。　

英語の絵本をたくさん読んでいるうちに英語を覚えられる、とどこかで聞いて、初めて買った本です。
買ったときの気分は「お勉強モード」だったのですが、実際読んだら
純粋に「読書」として感動しました。

子どものためだけでなく、大人にも是非読んで欲しい絵本です。

おとうさんの失業で、大好きなおばあさんや家族と離れて、無愛想なおじさんの住む都会で暮らすことになったリディア。
物語は、リディアがおじさんや家族へ宛てた手紙で綴られています。

明るいリディアが、実際しゃべっているような、生き生きした描写が魅力。
ガーデニング好きなら、そんなリディアが、きっと好きでたまらなくなるでしょう。

英文は易しく、文章は少なめですが、その分、美しいイラストが想像力をかきたてます。

わかりやすい英語で書かれていて、無駄な文章がない分絵にも目が行き、絵本らしい絵本になっています。一枚一枚の絵が、登場人物の感情を想像させる、非常に楽しめる本でした。
　英語の超初心者の私でも、想像力で読みきることができました。
　想像力をかきたてられる、オススメ本です。

主人公リディアの手紙で綴られた絵本です。戦争中、リディアはしばらく家族のもとを離れ、おじさんのところで生活することになりました。おじさんはニコリともしてくれませんが、前向きなリディアは彼女なりのやり方で無機質だった彼のまわりの風景に少しづつ彩りを与えていきます。描かれているふるさとの庭の風景や、リディアのまごころの象徴のような花たち、そしておじさんの表情がすごくいい。すばらしい絵本ですので、ぜひ、これからも多くの家庭で読みつがれてほしいです。