人手不足の正体―週刊東洋経済eビジネス新書No.77
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東日本大震災の復興事業や2020年の東京五輪に備えた施設整備など、この数年で建設需要は急拡大。技能労働者の不足で、工事にかかわる人件費はうなぎ上りだ。
国内生産が上向いた自動車産業にも労働者が集まり、小売りや外食などのサービス業にも人手不足が飛び火。牛丼のすき家が人手不足のため一時休業に追い込まれる店舗が相次ぐなど、多くの業界が人手不足だ。
だが、今の日本は繁忙なのに儲からない「豊作貧乏」になってないか? 人手不足の正体に迫る!
本誌は『週刊東洋経済』2014年7月26日号第2特集の20ページ分を抜粋して電子化したものです。
●●目次●●
設備も足りない「豊作貧乏」
人手不足が迫る発想の転換
陸運 値上げ、女性活用に活路
Interview ヤマト運輸社長 山内雅喜
自動車 エンジニア枯渇の危機
建設 職人と現場監督が不足。民間工事は先送りも
小売り・外食 時給1000円が目前。出店競争はもはや限界
Interview ワタミ社長 桑原 豊
システム開発 人材争奪戦の激化で業界の「ホワイト化」が進む
設備不足が成長を止める
電機 デジタル家電不振が傷に
中小企業 老朽化がボトルネック。設備投資は動きだすか
不動産 倉庫の新規供給が半減。首都圏湾岸はもう限界
通信 膨張続くデータ通信量。綱渡りの基地局工事