インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ゲーテの言葉

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 古典教養文庫
Amazon.co.jpで確認
(この本について)

 この本には、エッカーマンによる「ゲーテとの対話」の主に前半より、印象的な、あるいは重要なゲーテの言葉を多数収録しています。該博な知識、豊富な人生経験、熟練した技巧と偉大な才能、全てを兼ね備えたゲーテの言葉には、あらゆる人に有益な深さと温かみがあります。

収録された言葉は以下の通りです。

若い詩人たちへ
近代の悲劇詩人について
詩作について
題材について
名声と地位について
模倣から抜け出せない芸術家
考えることについて
芸術家と世間
理性的な生き方
来世を信じる人と現世を生きる人
趣味の涵養
マンネリズムについて
公衆を動かすもの
文章について
人との付き合い方
宗教の芸術に対する関係
死について(*下に引用あり)
いくつかの格言
若い詩人の課題
ファウスト、エグモント、タッソーについて
モチーフについて
「ヴィルヘルム・マイスター」について
シラーについて
芝居の改作について
バイロン卿について
芸術における創造の厳しさ
モリエールについて
人間の限界
シェークスピアについて
優れた詩人となるには
衰えていく時代
ドラクロワについて
芸術の技術の習得について
コレッジョの「マドンナ・デル・ラッテ」について
ヴィクトル・ユゴーについて
ラファエルについて
メンデルスゾーンのピアノ四重奏曲を聴いて
ファウスト第二部について
自作について
自由について
「親和力」について
散文を書くには
古代ギリシャに帰れ
ギリシャ人の偉大な点
科学について
自然の二面性


(死について)

 七十五歳にもなると、時折は死について考えずにはいられない。死を考えると全く穏やかな気持ちになる。なぜなら、われわれの霊魂は全然消滅しないものと確信しているからだよ。それは絶えず永遠から永遠へ働き続けるものだ。まさに太陽のようなもので、われわれ人間の目には没するように見えるが、実は没しないで絶えず、輝き続けているのだ。
       (一八二四年五月二日)


(ゲーテについて)

 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは一七四九年にドイツ中部フランクフルト・アム・マインの裕福な家庭に生まれました。詩人、劇作家、小説家でありまた自然科学者、政治家、法律家でもあります。
 ドイツを代表する文豪であり、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代』『親和力』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残しました。
 その文学活動は大きく三つに分けられます。初期のゲーテはヘルダーに教えを受けたシュトゥルム・ウント・ドラングの代表的詩人であり、二十五歳の時に出版した『若きウェルテルの悩み』でヨーロッパ中にその文名を轟かせました。後年、『若きウェルテルの悩み』の愛読者であったナポレオンはゲーテを見るなり「ここに人有り!(Voila un homme!)」と叫び感動を表したという逸話が残っています。
 その後ヴァイマル公国の宮廷顧問となりしばらく公務に没頭しますが、シュタイン夫人との恋愛やイタリアへの旅行などを経て古代の調和的な美に目覚めていき、『エグモント』『ヘルマンとドロテーア』『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代』などを執筆、シラーとともにドイツ文学における古典主義時代を築いていきます。
 シラーの死を経た晩年も創作意欲は衰えず、公務や自然科学研究を続けながら『親和力』『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』『西東詩集』など円熟した作品を残しました。大作『ファウスト』は二十代から死の直前まで書き継がれました。ほかに旅行記『イタリア紀行』、自伝『詩と真実』や、自然科学者として『植物変態論』『色彩論』などの著作を残しています。


(古典教養文庫について)

古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。

1、古典として価値あるものだけを
 これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。

2、読みやすいレイアウト
 文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、電子書籍デバイスはもちろん、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン、iPadなどのタブレット、PCやマックでの読書に最適化しました。また索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
 青空文庫をベースとしている場合も、適切に処理してありますので、そのまま青空文庫の物をダウンロードして読むよりも格段に読みやすくなっています。

3、美しい表紙
 プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。

4、スピーディーな改版
 紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。