サリー、そしてカボチャ大王
★★★★★
連載から10年にもなるとマンネリになりがちと思われそうですが、実際はそうでもないのがPEANUTSの面白さです。Mr.シュルツは新しい要素を常に投入しています。
この巻ではサリー・ブラウンが登場します。サリーの誕生日は1959年5月26日。しかししばらくは名前だけの存在でなかなか姿を現しません。ご本人初登場は8月23日。この時ライナスは5歳だったみたいで(1959年6月10日)、サリーとの年齢差も5歳となるはずなのですが、こういった年齢の設定はいつの間にかあいまいになっていったみたいですね。さて、サリーは翌年には立って歩きはじめます(1960年8月22日)。そしてすぐにライナスが大好きになります。
もうひとつの重要なトピックはあの「カボチャ大王」です。初登場は1959年10月26日。そして翌年1960年10月30日にはライナスはチャーリー・ブラウンといっしょにカボチャ畑でカボチャ大王を待ちます。
そして、スヌーピーが耳を振り回して「ヘリコプター」になったのは1960年3月14日。個人的にはけっこう好きなモチーフでした。
サリーが登場したところで初期のメイン・キャラクターがそろいました。いよいよ1960年代へ突入です。