これは1950-1952のため、最初は見知らぬキャラクターが頻繁に出てきます。
われらがチャリーはここではまだ幼くて、今のキャラよりちゃっかりしてる印象です。
ピーナッツファンは是非買いでしょう!値段的にも後悔はしないと思います。
何がすごいってぇと、50年分すべてのコミックを連載順に収録していくという企画。
ではありません。
巻末のインデックスです。
SnoopyとかLucyとかの見出しで、それぞれの登場するページをリストアップ!
しかも「スヌーピーがライオンの物真似をする場面」とか「CBがゴルフをする場面」とか、細かくリストアップされてるぞ!
全巻そろえた暁には、スヌーピーがデイジーヒル・パピー・ファームに行ったのはいつだっけ?とか、CBの野球チームが初勝利をあげたのはいつだっけ?とか、きっちりすっきり調べられるぞ!スパイクの登場しているところだけを順に見ていくこともできるぞ!
フライングエースやジョークールの雄姿を拾っていくこともできるぞ!
惜しむらくは、アメリカの本なので装丁がザツ。ザッツ・アメリカンな感じで、ちょっと開いただけでページが取れちゃいそうな勢いでガバッと開いちゃうんです。。。
サイズが大きくなってもいいので、谷川俊太郎さんの翻訳付き(張替えではなく対訳)の日本版を出して欲しィ!!
記念すべき第一巻には、連載が始まった1950年から1952年までおよそ2年分が収録されています。まだスヌーピーはふつうの犬らしく振舞っています。ルーシーは赤ちゃん用のベッドに寝ています。この時期の作品はあまり読まれていないのではないでしょうか。
本の体裁について気がついたことを書いておきます。「ディフィニティヴ・コレクション」を謳うだけあって、紙質、レイアウト、デザイン、いずれも申し分なしです。シュルツさんの写真→序文→本編→解説→シュルツさんのインタヴュー(1987)→索引という構成です。まさか索引までついているとは!
この全集は半年に1冊のペースで公刊されていく予定です。最終巻にたどり着くのは12年後ということになりますね。グッド・グリーフ。それまで、この出版社が倒産しないことを祈りましょう。
この時代の作品を読みたくて、断片的には(本を探せば)読めますが、
すべてを網羅しているのは、この本だけだと思います
このような本が出るのをずっと待っていました。私にとっては夢のような本です。
全編英語ですが、英語が苦手な私でも見ているだけでも楽しめます。
現在のSnoopy(Peanuts)に馴れている人は、大変違和感があると思いますが、Schulzさんの書き続けた50年の歴史を知る上で
大変貴重な本だと思います
この本は、年代毎に続いて出版されるらしいので
コレクタの方にもお勧めです