PEANUTS全集の4巻目です。この巻ではPEANUTS史上で非常に重要な変化が起こります。まず、ついにスヌーピーがはっきりと二足歩行をします(57年6月28日)。これまでもダンスをしてきたせいか、あっけなく歩きはじめます。そして、犬小屋の上で仰向けに寝ます(58年12月12日)。最初は屋根から落っこちてしまいますが、何度か繰り返すうちにコツをつかんでいったようです。スヌーピーも努力していたのね…(?)。ちなみに地面での仰向け寝はたびたび登場しています。これらの歴史的瞬間を皆さんもご覧になってください。
その他にも「チャーリー・ブラウンと木にひっかかったタコ」の話が何回も登場しています。これが後の「タコ食いの木」になったのは有名な話。
ちなみにこの巻でも鳥はほとんど登場せず。ウッドストックはいつ登場するのか…。
なお、巻末には「1953to1954」の巻で不完全だったストリップ(53年5月3日付け)の完全版が掲載されています。この再発見されたストリップは「1953to1954」の将来の版にも差し替え掲載される予定とのことです。

やっと、５８年までやってきました。
英語は苦手な私ですが、子供の頃の記憶をたどりながら、
なんとか理解しています。
過去、日本で出版されてきたのは、順序がでたらめだったり、テーマ別に
編集したもの（年代バラバラ！）だったり、そのキャラだけ一人歩きして、
肝心のマンガは不幸な生い立ちをたどってきています。
この際、日本語版を出してくれる出版社はないですかねえ。
もちろん、谷川俊太郎さんの名訳で。