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塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)

価格: ¥1,334
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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大きく広げた風呂敷をしまうのは、かなり大変です。 ★★★☆☆
前作、の5つの物語を一つのゴールへ収束させて解決に導かねばならない訳ですが、さすがに今回は話を広げすぎたため、かなり強引な終焉となった感じがします。旧日本軍の残党=悪の親玉はいかにも、漫画的で昭和初期の冒険活劇風ですが、京極堂にはもう少し、小さな事件をクールに解いてほしい。月光仮面や黄金バットではないのですから。
面白かった! ★★★★★
姑獲鳥から京極堂シリーズを読み続け、読後感はこの作品が一番良かった。長い、とにかく長いのだけど展開が広ければ広いほどどうやって収束をつけるのか、楽しくてたまらなかった。この作品では京極堂が少し人間臭い。そこが良かったのかもしれない。京極堂を中心にして周りの知人友人たちがいわゆる「唆す」場面でははからずも目が潤んでしまった。
一見、本編とは関係なさそうな薀蓄話も京極堂を知る上では欠かせない要素であったと私は思う。
作品はどれも長いし本は分厚いけれど、これ以上には削れないという著者のぎりぎりの選択だと思うし、挑戦状を突きつけられ、受けたる!みたいな意気込みで読んでいる。‥とはいえ自分が好きで読んでいるんだけど。
うーん ★★★☆☆
支度を読み終わり、さぁ始末をどうつける!?
と期待して読んでいけども、始末が始まらない。
結局、始末を始めるのは中盤以降という・・・。

これは始末とは言えないんじゃないだろうか。
まぁ始末と言えば始末なんだろうがスッキリしない。
読後感も冴えない。

だからこそなのか、徒然袋がかなり面白かった。
始末を読み終えるまで我慢してたせいか、声を出して笑ってしまった。
これはちょっと…… ★★★☆☆
京極堂シリーズはどれも読みどころがあって面白いのだが、この作品に関しては他の作品よりも数段落ちる出来栄えだと思う。まずシリーズ特有の薀蓄だが、これまでの作品では無関係に見えても実は関係があったたため、いつも非常に驚かされていたのだが、この作品に関しては無関係な薀蓄が多すぎる。重要なファクターである催眠術にしても、ちょっとご都合主義、というか今までの作品では例えご都合主義であってもそうとは感じさせない力があったが、この作品にはそれもない。京極堂シリーズの中では珍しく凡作という印象
はっきい言って ★★★★★
 こんなすごいものを書ける人がいるのか、と思わず思ってしまうほどのできばえ。たしかにあまりにも分厚く、さらにあまりにも多い登場人物、錯綜しまくるストーリー、なのにも関わらず、それを吹き飛ばすほどの面白さ。
 基本ミステリなのだが、この巻のラストのほうは活劇。怒涛の人、人、人。京極は男を見せるし、最後の謎解きのやり取りはいつにもましてスリリング。ボスっぽい男も出てくるし、それに相対する京極が哀愁漂うかっこよさを醸し出していて素晴らしい。
 関口にノータッチで終わるのにはびっくりだが、次回作は関口に焦点が当たるのだろうか。シリーズ終幕へ向かっていると思うのは僕だけか?