前日譚、創世記
★★★★☆
単行本は持っていましたが、この値段ならいいかということで挿絵のために買っちゃいました。
値段とかで悩んでいた方は、これで解決なのでは。
ファンなら知っての通り、今作は『鋼殻のレギオス』の前日譚でレギオス世界が出来るまでの話(全3巻)です。
レギオス世界について(都市、武芸者、念威繰者、茨の目etc)いろいろ知ることが出来ます。
ライトノベルというよりSF小説で、『鋼殻のレギオス』とは違って全編シリアスでヴァイオレンスな表現も多くなっています。
なのでレギオスをより楽しむための作品ではありますが、『鋼殻のレギオス』を読むのと同じ感じに楽しめる作品ではありません。
ここらへんを理解していれば、低い評価にはならないと思います。
それから、作者はなるべく単品でも楽しめるように・・・と言っていたと思いますが、やはり『鋼殻のレギオス』の後の方が両作品にとってより良いでしょう。
個人的には、12巻の前にレジェンド全3巻を読むのが丁度いいタイミングだと思います。
12,13,14巻はレギオス世界に関する重要人物・ワードが出てくるので、確実に感想は変わってきます。
既に14巻まで読んだ方も、レジェンド全3巻を読んだらまた読み直してみると面白いと思います。
『鋼殻のレギオス』を楽しむ上で必要な作品なので、レギオスファンの方は絶対に買った方が良いです。
よく分からない話・・
★★☆☆☆
レギオスの続編位の感覚で購入しました。
読んでみて上記は誤解と分かったわけですが。。
まずキャラがたっていないように感じます。読む途中で作品に感情移入できない、
素直に読めない作品でした。
作品の構成としてはそれなりに整ってますので今回の評価としましたがこちらではない
レギオスが好きな人は試しに読んでみる程度であまり期待しないほうが良いでしょう。
文庫版もいいなー
★★★★★
本書は平成19年に単行本として出たものの文庫版です。
違いはサイズが小さくて、価格もお手ごろなところ。そして何より口絵・イラストが増えています。
つい最近、単行本を読み終わった私としてはさし絵だけでも買った価値がありました。
私は「レギオス」、「レジェンド」、「聖戦」の順で読みましたが、レギオスの世界観が広まって面白かったです。
「レギオス」と「レジェンド」はどっちから入ってもお互いに引立てあえると思います。