Easy French Reader w/CD-ROM: A Three-Part Text for Beginning Students (Easy Reader Series) (ペーパーバック)の方にはCDがついていて、音声CDである。ただ出版年は最近ですが本文は第１版。こちらの方（CDがついてない方）は第２版で内容は改訂されているという出版社の説明でした。具体的な改訂内容はわかりません。
（以下追加です）書名に「easy」とあるとおり、やさしい教本です。この「Easy ー Reader」シリーズはどの言語も同様の構成になっていて、教養課程第の２外国語として１年間学んだ程度の人にとっては、内容理解は容易で、ちょっと物足りないかもしれませんね。聴く・話すというフランス語力の訓練ためには、やはりCD付き（こちら実際には買ってはいないのですが）の方が役にたつでしょう。読本としては、初級を終えた人の読解力の確認用、入門期の人にとっては他の文法書との併行学習書（ちょっと努力が必要）、といったところでしょうか。

特に第２部の歴史編が気に入りました。フランス人の名前はやつぱフランス語の中で読む方が雰囲気が出て良いです。
文章も簡単です。複文や動詞活用を実地に身に付ける目的にはうつてつけの教材だとと思います。
ＣＤ付ならなほ良いと思ひます。

本書は3つの部分に分かれていて、最初が日常会話、次に歴史上の人物に関する文章、最後にソラ、モーパッサンやドゥーデの小説（「最後の授業」！）になっています。本文の脇に難しい語彙の訳が示されており、それぞれの文章の後に内容理解を問う問題や息抜きのクロスワード・パズルがあり、巻末には問題の解答と語彙一覧があります。フランス語学び始めてすぐに取り掛かることのできる読本として編集されており、大変理想的な教材であるといえます。