とてもいい作品です
★★★★☆
史実の戦史に詳しい方は気付くと思いますが、概要としては第二次世界大戦中にドイツで起きた、ヒトラー暗殺計画の一つである「ワルキューレ作戦」とほぼ同じです。
近年トム・クルーズでリメイクされたので名前は知ってるという方もいるかもしれません。
そもそもジオン自体がナチス・ドイツを模倣しているので、違和感などは特になく、両方好きなものとしては堪らない作品となっております
セシリアって…
★★★★★
ギレンの野望でしか見た事なかったのでなんだか性格に違和感がありました。
秘書がそんなに権限を…
でもストーリーとしては良質です。♪
良質なミステリーではあるが
★★★☆☆
ガンダム関連の中では異彩を放つ、良質なミステリーに仕上がっていますが、とくに意外な展開はありません。慎重に読んでいけば、第一巻からレギンレイヴの正体も明かですし、アンリ准将の決起の理由もとくに十分予想の範疇。むしろその理由を考えれば、ザビ家不在のジオン本国でクーデターを起すことが不自然に感じられます。せっかくここまで「らしく」組み立てようとしたストーリーが、急展開で崩れつつあります。
見所(読みどころ)はエリースの役割とホト爺さんの告白ぐらいでしょうか。もう一ひねりがあると信じて次巻を待ちたいと思います。
ただ登場人物の一部が少女漫画的というか、アキバ系おたくが喜びそうな絵であることが非常に不満ではあります。リアリティが一気になくなり、醒めます。
「ジオンの盾」
★★★★★
「ジオン・ダイクンの名のもとに、わが祖国をあるべき姿に。ジーク・ジオン」
物語は収束しつつあります。一連の謎の発端ともいうべき「要人暗殺連続爆破テロ」の意外な実行者とは、そして「レギンレイヴ」その真の姿とは。レオポルドが知ることになる真相の深い闇。そして彼自身もまだ知らないレオポルドの役割とは。真実はまた謎を呼び、いまだ全貌は姿を現しません。
そして事態は大きく動きます。宇宙世紀0079・12月31日午前0時。ついに首都防衛大隊は武装決起。機動するMS−06FZ。夜のコロニーにおける戦闘開始。完全に不意を突かれる形となった総帥府と親衛隊。混乱する首都ズム・シティに起きた動きはもはや総帥暗殺などではなく、「革命」というべきか。「ジオンの盾」、この言葉の意味するものとは。
第3巻、揺れるズム・シティ。本番はこれから始まる―――
絵と話の両方がいい!
★★★★★
モビルスーツにリアリティがあって、goodです。
ガンダムなので、絵がいいのはかなり重要なポイントかと。
語り尽くされた感のあるガンダム史ですが、この『ギレン暗殺計画』では、理想と現実をテーマにして、骨太のストーリを展開しています。
ただのミステリーに終わっていません。
この巻の終わりにある、次号の予告で、
レオポルド・フィーゼラーは「歴史」を目撃する!
とあります。
現実の「歴史」革命派VS反革命派は、実際よくあります。
人間関係やセリフが、この漫画に現実にも起こりえると思わせる、リアリティを与えています。
つまりは、シナリオもいい!
シナリオがいいとフレーズにも、血が通います。
P174にある
「コロニー内 戦闘の真髄をお見せする」
短いセリフですが、別れの言葉であると同時に、
コロニーを破壊することなく勝利する、戦術があることの複線にもなっています。
この漫画には、いい映画を見ているの同じ楽しさがあります。
文句なく五つ星です。