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宗教の経済思想 (光文社新書)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 光文社
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経済活動は、救済を目的として行われる。 ★★★★☆
 <キリスト教・イスラム教・仏教などの宗教は救済
を目的としている。人は救済してもらうために、宗教活動
の一環として、勤勉・節制・奉仕という修行を、経済を
通して日々行っている> 本書を要約すればこんな感じ。
 
 倫理や規範は、宗教に基づいている。日本では
キリスト教やイスラム教などの強力な宗教はなく、
神道や仏教もいいとこ取りで、厳密な信徒は少ない。
 宗教の薄弱さを、共同体・会社のシキタリが補っ
ていた訳であるが、今では個人が流動化し、
共同体や会社のシキタリ圧力が減ったので、
その分以前と比べて、日本人の倫理や規範観が
緩くなったのかもしれない。

 倫理や規範を復活させるには、宗教教育を
行ったり、共同体を復活させるしかない
のだろうか。それ以外の方法はないのだろうか。
など色々考えさせてくれる本でした。
本書は、宗教や経済の専門的な知識が無くても
問題なく読めると思います。

 


日本の経済とおまけに政治まで判ってくる ★★★★☆
日本の経済観(商業の位置づけ)を宗教から語っているため、
1.キリスト教2.イスラーム教3.仏教、そして4.日本教に整理して解説してくれている。
日本人として、輸出入産業、海外取引をする製造業、サービス業、を中心に経営者は、この本くらいは把握しておくことが必須と思われます。

私にとっては、江戸時代の鈴木正三がすでに、日本の宗教ロジックを解明していたと云うことに(良い意味で)ショックだった。

良書はやっぱり簡潔ですね!感謝
ホームアローン(映画)の別の面が見える ★★★★☆
プロテスタントの深層心理。プロテスタント同士の根本的な信頼感、裏を返せば非プロテスタントへの不信感。
日本人が見る映画ホームアローンと、アメリカのプロテスタントが見るそれとは、違うということ。
ホームアローンが実写版「トムとジェリー」なだけではないと印象を持ったのが、キリスト教の章での第一感。
イスラームの章がやや迫力不足の感があり、星4つ。