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イヤならやめろ!―社員と会社の新しい関係 (日経ビジネス人文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 日本経済新聞社
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仕事様(笑)優先の人生を送りたい人はどうぞ・・・ ★★★★★
「五十兆分の一の当たりくじ」という項目で始まるのですが、私はここで挫折。

仕事人間になりたい人にとっては勇気付けられる反面、anti社畜の人間は辟易してしまうような本。

評価はあえて満点にしておきます。

就活を通して社畜マインドを身につけた新卒なんかは喜ぶんじゃなかろうかと。
技術に対する思い入れが心地よい ★★★★☆
産業用分析計の専門メーカーである堀場製作所
その社内報に掲載されていた社長語録をベースにした本
叩き上げの社長の経営哲学・人生哲学がつづられている

図書名となっている言葉と並んで
著者が大事にしている言葉が「おもしろおかしく」だ
2つの言葉の関係については、著者はこう述べている

  「おもしろおかしく」を追求するための大前提として、
  「イヤならやめろ」ということを徹底しておかなければなりません。(P27)

厳しさと優しさを見事に調和させている


  生まれついての能力があれば、十人に一人ぐらいの地位は
  占められるかもしれません。しかし、千人に一人となったら、
  天性の能力だけでは駄目です。(P52)   

  私は、ある日、熱帯魚の水槽を見ていてハッと気付いたんです。(P70)

  自分の作っているものを、無意識のうちにおカネより
  レベルの低いものと考えているというのは情けない。(P180)

技術に対する思い入れが心地よい
タイトルの意味 ★★★★★
最初タイトルを見た時は、「いやならやめてもらって結構」という上からの目線で書かれたものかと思い長い間読むのを避けていました。読んでみるとそうではなく会社とは相性があるので合わないと感じたら無理して続けることはない、次の場所を探せばいい、という意味であることがわかりました。

やさしい言葉で経営を語る著者の意思が現在の堀場製作所に受け継がれていることを期待したい。
この本のタイトルで買いました ★★★★☆
 
 この本の主張は、「おもしろおかしく」「イヤならやめるろ」です。これが、この会社の社是ですが、一見、投げやりないい加減な会社と感じてしまうのですが、本を読んでいくと、創業社長の会社と社員に対する並々ならぬ愛情表現だということが分かります。

 公務員には分からぬ会社経営の厳しさとその先にある喜びが読み取れる本です。

 心に残っている項「仕事の渋滞解消術」には、仕事を料理に例え、仕事をため込まないようにすることの大切さを次のような言葉で書かれています。

 「仕事は、入ってきた時に、一つ一つ処理していけば、フレッシュなままで調理できます。冷蔵庫に入れたら、安心してしまい、そのうち、奥の方に隠れてしまう。冷蔵庫のふたを開けたり閉めたりしていると、材料の質は落ち、ほかのものまで腐ってしまう。」

 分かっちゃいるけど、ついついため込んでしまいます。すぐすれば、すぐ済むんですが・・・。人を動かし、会社を経営していくことは本当に大変なことですね。たくさんの教訓があり、ドラマがある本です。
 
経営者としても技術者としても参考になる ★★★★☆
堀場製作所会長である堀場雅夫氏による企業運営について綴られた一冊。本書は堀場氏が仕事を始めて50周年を迎えるのを記念して、これまで社内報に掲載していた内容をベースにしてまとめられたものとなっている。「ベンチャー」という言葉すらなかった戦時中に起業し、堀場製作所の今に至るまで、社員に向けられた言葉として綴られている。

本書のタイトルである「イヤならやめろ」、社是の「おもしろおかしく」など、堀場氏は一風変わった考え方を持っているように思われる。しかし、経営者としても技術者としても、問題点を冷静に捉えて甘えを許さない考えを持っており、その人柄を伺い知ることができる。平易な言葉で書かれており、非常に読みやすい。