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日本料理の真髄 (講談社+α新書)

価格: ¥880
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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消えゆく日本の食文化 ★★★★☆
日本の食について詳しく書いてあります。
日本料理、懐石、懐石、割烹など堅苦しいイメージもありますが、素材そのものの味を活かす、一番おいしい旬のものを使う、といった日本料理の素晴らしさはこれからの日本人が大切にし、後世に伝えていきたいものです。
また、濃い味に慣れてしまった日本人には日本料理の淡味の良さがわからなくなってしまっているようです。分かりやすい味だけでなく、奥深い味をじっくり堪能するのも良いかと思います。
なにより、日本人ながら日本の食について知らなさ過ぎた自分を知りました。
「食べるをまなぶ」より ★★★★★
著者はドラマ鬼平犯科帳の食事シーンの考証をしている、日本料理の料理研究家として有名な方です。
日本料理とは何か、成り立ちから歴史までこれを読めば分かります。
今や絶滅危惧種になった、板前さんの本音 ★★★★★
「フランスに行けば、乞食でもフランス料理を食べている」というギャグがある。日本では、乞食でもない普通の日本人が、まっとうな日本料理を食べているかというと、そうもいえないところがある。
 かつて、すし・天ぷら・うなぎは江戸前に限ると言われた。しかし現在では、すし種の大半は輸入品だし、野菜まで外国産の物が多くなった。うなぎは、かつて私の住む静岡県の浜名湖や吉田の物が知られていたが、今は中国産が多い。また、お客の注文を聞いてから鰻を割いて焼き上げると言うところはほとんどない。昔は、うなぎ屋の近くにくると、得も言われぬ香りが漂ってきて、腹の虫が騒ぎ出して、誘われるように入ってしまったことがあったが、現在は下ごしらえ済みのうなぎを使うところが多く、本来のうなぎ屋は絶滅寸前である。すしも、回転寿司の法が人気があるようだ。
 本書は戦前の徒弟制度の時代、「下洗い」からたたき上げた著者が、日本料理の歴史、本来の日本料理の口伝や秘訣、関東と関西の料理文化の違い、懐石料理と会席料理、精進料理、料亭の料理、武家の料理などから刺身の切り方、盛りつけ方、お作法まで、現代人が日本料理を作り、味わうヒントが豊富に書かれている。
 これだけのことを書ける板前は、もうほかにはいないだろう。