紹介されている作品数は21点。手順の説明に編み図はほとんど付いていないのですが、
簡単な指示の羅列なので、英語初心者でも編み物が初心者でなければ、
説明文をもとに自分で図を起こして、問題なく作れる気がします。
また、各作品には４段階で難易度が示されていて、作品数を難易度別にすると
「初心者向け：０」「初心者プラス：８」「中級者向け：１１」「上級者向け：２」
という感じになっています。表紙を飾っている作品は上級者向けに分類されています。
作品は１色の毛糸で編み目の美しさを楽しむデザインがメインのようで、
多色使いのものは４点でシンプルなものにとどまっています。

これだけ並べ立てられると、どれも作ってみたくなって迷いますね。しあわせな悩みです。
オシャレ好きの祖母が歳をとって肩や腕をあまり動かせなくなり、上着の袖に腕を通すのに
苦労していたので、ガボッとかぶっただけであったかいポンチョは楽で良いのではと思いつき、
この本を購入しました。
「年をとると目が悪くなってなぁ、なんでだか無性にあの色が好きになって…」
…わかったよばあちゃん。赤い毛糸で作ってあげる。

この本は編物洋書購入二冊目にあたるのですが、ペーパーバックサイズでかさばらず、どこにでも持ち運べて、編物が楽しめる本です。内容も気さくな感じがあふれ出ています。難易度の表示があり、パターン表示です。日本の編物表示と違いますので、普通なら身構えるところですが、写真も明るくって、ついつい引き込まれてしまいます。これならできるんじゃない！って、気になります。第一、日本の編物本には、ポンチョの図案ってすくないじゃない。洋書ってこういうときに便利ですよね。楽しんで編めそうです。