インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則(ソフトバンク文庫)

価格: ¥819
カテゴリ: 文庫
ブランド: ソフトバンククリエイティブ
Amazon.co.jpで確認
読んで2年後の効果は有り?無し? ★★★★★
これを読んだ当初、、、
正直、「ティッピングポイント」という概念は面白いが
実行するのは難しいなぁと私は思った。

でもこの2年間、その概念を頭に入れて行動したら、
実際に商品が動きだし、クチコミが増えて、
さらに商品がどんどん売れるのが実感できた。
スゴイ!!効果有り!!!です。

筆者のマルコム・グラッドウェルや訳者の高橋 啓はもちろん
レビューを見て買ったので、ここのレビュアー様に感謝です。

また謎解き形式の展開はつい先を読みたくなって引き込まれます。
特に自殺者の話やセサミ・ストリートの話は目から鱗。
マーケティング担当はもちろん、ビジネスというか
商売してる人は必読!です。
爆発的な拡大現象のメカニズム ★★★★☆
ジャーナリストの著者が、さまざまな研究事例や調査事例、インタビュー
から、ある物事が急速に拡大する現象の仕組みについて論じている。扱わ
れている事例も、靴や病原菌、テレビ番組、ハイテク企業、噂話、ポール・
リビアの騎行、喫煙、犯罪、自殺など多岐にわたっており、非常に面白い。

本書では、まず急速に拡大する様子を「感染」という言葉で表現している。
そこには、受け手の主体性から流行というものが広がるのではなく、一定
の条件下・構造下において爆発的に広がるのだという著者の客観主義的な
立場が象徴されているように思う。
そして、感染の拡大の要因を「少数者の法則」「粘りの要因」「背景の力」
にわけて分析をしている。対応としては、「少数者の法則」はネットワーク
論におけるスケールフリーの議論と、「粘りの法則」は認知心理学と、また
「背景の力」は社会学や心理学における環境主義あるいは状況依存性の議論
と深く関わっている。
物を売るにしろ、あるいは犯罪を減らすにしろ、多くの人を方向付けるため
にはどうすることが効果的なのかということが問題になる。そして、その効
果的な方法を考えるためには仕組みの理解が欠かせない。本書では、爆発的
感染の事例から、その普遍的なメカニズムの把握を志向している。350ページ
にわたる内容ながらも、平易な文章と豊富な事例の紹介によって読みやすく、
また飽きのこないものとなっている。
私は途中で飽きました。 ★★☆☆☆
内容的には非常にすばらしいと思います(読み終えてないのでなんともですが)
翻訳本だから当然と言えば当然なのですが、事例、固有名詞、人物の名前、土地の名前〜
全てが身近に感じられず、感情移入も出来ず退屈でいした。友人の関係性、土地の位置関係
知らない企業、検索しながら読む訳にもいかず残り80%が読めていません。
日本のこの手の本で自分に置き換えて読むのに慣れてる方は同じ気持ちになると思います。
でもきっとすばらしい本だと思いますので、なんとかこの気持ちを振り切って
読み終えたいと考えています。
 ものすごく濃い中身 ★★★★★
 2000年の作品である。バラバシの「新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く」は2002年、ダンカン・ワッツの「スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法」は2003年であるから、その前の本である。
 様々な領域と繋がっている

 基本的にはマーケッティングの本だと思うが、本書を読んで、直接関係が深いと思ったのは、1)技術経営における「キャズム」の議論と2)スケールフリーのネットワーク論(スモール・ワールド)である。
 実際、ネットワーク論の本である上記「新ネットワーク思考」(p.81)に本書は引用されているし、ティッピング・ポイントとはまさに「キャズム」越えであるのだろう。

 まず、取り上げられるのは、人に影響を与える力は、皆が同じ力を持つのではなく、少数の人間が強力な影響力を持っているという。
 そのタイプは、コネクター(友人を作る並外れたこつを体得。「弱い絆」を多く持つ人。人脈の「ハブ」)、メイブン(市場通。他人の問題を解決することで自分の問題を解決する人)、セールスマン(説得のプロ。他人を自分の流れに引き込み、相互作用の流れを支配する力がある)と分類される。

 興味深い挿話は、ロイス・ワイスバーグというコネクターが、アーサー・クラークとアイザック・アシモフとロバート・ハインラインを繋いだ話であろう(p.75)。先般の「私の履歴書」(槙原稔)に出ていたワシントン・ポストのグラハム社主もそうなのであろう。

 あと、想像を巡らされるのは、結局、人間の意思決定とは何であるのだろうかということである。
 本書は、人間の判断はちょっとした条件によって影響を受けることを前提としている。となると、我々が自分の確固たる意思の発現として行っている行動であっても、しょせんは様々な影響(「背景の力」)を受けた産物に過ぎないと言うことを意味しているように思われる。
 多くの情報を総合し、常に合理的な判断をするものだと考えている人がいるのならば、その常識は覆されるだろう。

 本書と関連のある本は様々あると思うが、気がついたついたところを挙げておく。
・ガータン・デュガ(p.36)というフランス系カナダ人の客室乗務員で男性同性愛者で40人をエイズに感染させたという人の話は、「新ネットワーク思考」(p.178)にも出てくる。
・弱い絆(p.79。「クラスター」とともに世界が6つの隔たりで繋がる鍵。グラノヴェッターの有名な研究)
・150人の法則(P.242、ロビン・ダンパーの研究。私の愛読書の「エンゼルバンク」でも登場)
・伝播研究(イノベーターとかラガードとか) 「キャズム」(ジェフリー・ムーア著)
星5つ+アルファーの価値がある。 とても素晴らしい本です ★★★★★
何が素晴らしいかと言えば、

1)本書で述べられている内容は、他では聞いたことのないような
素晴らしい話で、しかも、とても、役に立ちそうな話だからです

2)さらに、難解と言うことはなく、「読み物」としても、面白く、
一気に読めてしまう本であるからです


本書の原題、
The Tippinng Point:
How Little ThingsCan Make a Big Difference
とあるように、

本書は、

様々な流行が起き始める点をティッピングポイント(傾
き始めるポイント)と呼んでいます。

ティッピングポイントを生じさせる原因、
つまり、様々な流行が起きる原因や仕組みは、実はささ
いなことと思えるようなこととに原因があることを
具体的な事例を挙げて述べています。

モノが売れるときの「口コミ」、
犯罪の発生状況や病気、
流行したテレビ番組、
コマーシャル、
若者の喫煙などの
「社会的伝染」がどのような仕組みで、拡がるかについて、
実証科学的に述べられており、
さらに豊富な実例の話が、どれも面白く、素晴らしい本です。


本書に寄れば、ティッピングポイントの要因とは

1.少数者の法則
流行を拡げるのは少数者の影響が大きい。その影響を与
える少数者には、1)コネクター 2)メイブン 3)
セールスマンの役目があること

2.粘りの要素
同じように流行ってもすぐ廃れるものとなかなか廃れな
いものの違い、そのような「粘り」の要素とは

3.背景の要素
流行が起きる場合、その背景(状況、条件など)の影響
がある

さらに、組織的に内部で影響を与えるには150人の壁が
あるという「150の法則」

など、どれも、今まで、他ではあまり聞いたことのない
新鮮な理論でした。



最後に著者は、小さなことが大きな変化をもたらすこと。
但し、直感は必ずしも正しくないことを言っております。

「焦点をしぼり、実験を重ね、ティッピングポイントを押
すことで、世界は傾く」と言うことです。


「ティッピングポイント」という考え方は、マーケティン
グをはじめ、様々な問題解決の際に、活用できる大切な
考え方だと思います。