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面白いほどよくわかる親鸞―人間の弱さを救う他力思想を読み解く (学校で教えない教科書)

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本文芸社
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適切な入門書 ★★★★☆
親鸞の生涯と教説に関する要点解説ハンドブックです。
各項目とも要領良くまとまっていますが、
全体の関連性は弱く、体系的ではありません。
興味を持った項目を調べてみるきっかけにはなると思います。
親鸞入門書として、レベルは高く、中級以上でしょう。
ただし、念仏を報恩報謝としているのは誤りです。
親鸞説では、報恩は「自信教人信」です。
仏の恩に報いるには、「自ら信じ、人をして信ぜしむ」で、
仏の教えを人に教えて信じさせることです。
また、法然が念仏を選択したというのも誤りです。
念仏を選択したのは阿弥陀仏です。
法然が選定したのは「浄土三部経」です。
参考文献として、吉本隆明『最後の親鸞』『増補・最後の親鸞』を挙げてあるのは、
この種の本としてはめずらしいと思いました。
親鸞は現代人に役に立つ ★★★★★
悟りや救いなど縁がないと思っていたが、親鸞の思想に触れて、自分でも救われると思った。しかも、うそや欺瞞だらけの現代人ほど親鸞の考えに耳を傾けなければならないことが多いのにも驚いた。鎌倉時代の人とは思えない。すごい人がいたものだ。本書は、そのすごさをわかりやすく伝えてくれている。