マザーの最期が胸を打つ。
★★★★★
同じ著者による、マザー・テレサの写真と言葉を組み合わせた本の3冊目。この本ではマザー・テレサの生き方が、彼女自身の言葉と彼女の修道会のシスターたちの言葉によって描き出されている。とりわけ、マザー・テレサが自分の信仰の危機について語った言葉には驚かされる。彼女ほどの人にも迷いや悩みはあったのだ。また、彼女が亡くなった日の様子についてシスターが報告した手紙や、彼女の後継者であるシスター・ニルマラの追悼演説からの抜粋からは、シスターたちのマザーへの愛情がどれだけ深かったかがわかる。落ち込んだときや、苦しいときにお勧めの1冊。