主人公は帽子売りの男。頭の上に塔のように帽子を積み重ねて売り歩く。
もう一方の主役はサルの一群だ。
男が居眠りしている間にサルが帽子を取ってしまった。
大切な売り物を何とか取り戻そうと躍起になる男。それをあざ笑うかのようなサルたち。
この攻防が軽妙でおもしろい。
“You monkeys, you！You give me back my caps.”
次第にエスカレートする口調で身振り手振りを交えながら読み聞かせしたら、きっと子どもたちに大受けするだろう。

一歳半の息子に購入。文字も多いのでまだ早いだろうけど試しに読んでみようと、一度読み聞かせしたところ、繰り返し同じフレーズが出てきたり、本文中のアクションを交えたりできるのが良かったのか、結構毎晩読まされています。おさるの鳴き声や、Pedllerが指をふったり、地団駄踏んだりするところを一緒に声にだしたり、動作したり、Little　by　littleというフレーズを　れろれろと言って大笑いしてます。子供の好みがどこにあるのかわからないながら出会ったこの本は意外な大当たりでした。

いねむりしている間に
サル達に売り物の帽子を取られてしまった帽子売りのおじさん。
怒りの余り、様々なアクションをして「帽子を返せ！」と叫びます。
売り物の帽子は、最後には手元に戻って来るのですが・・・。
さてどうして帽子を返してくれたのか？
出来れば怒るおじさんと同じアクションをして楽しみましょう！
「～を私に返して！」という英語表現の勉強にもなります。

頭の上にたくさんの帽子を乗っけて売り歩く帽子屋さん。（そんな人を見たことはないけど。。）疲れて休んでいるところにサルがたくさんやってきて、、、サルと帽子屋さんのやりとりがとっても楽しい１冊です。