どのマンション管理組合も陥る管理会社頼みの7つの失敗とその回避策
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マンション管理を住民目線の立場から考え、実際に何をすべきなのかを実例を挙げながら解説する書。
マンション管理は、資産価値維持と快適なマンションライフの実現といった2つのテーマを両立させなければならないものです。そのためには、理事会の役割が大きいのですが、実際には管理会社任せの運営をしているところが大半です。
本書では、管理会社任せであるために、多くのマンションが陥りがちな失敗を7つに分類し、具体的な解決策を紹介。マンション管理コンサルタントでもある著者が、実際に理事長として改善した50項目を分かりやすく説明しています。
例えばマンションに欠かせない大規模修繕は、その時期になって修繕積立金の大幅な不足が発覚することが多くあります。そのため資金対策をめぐって住民同士の関係が悪化し、望んだ修繕ができないといった問題に発展することも珍しくありません。本書では、著者が積立金不足1億5千万円を解消した実体験を元に、長期修繕積立金計画を精査し、早期から不足を補う対策を取る一方で、どういった点を重視して、如何に工事費を抑えるかといった実践的な内容を紹介しています。
またマンション管理で起こりがちな駐輪場の管理やペット問題、防犯問題なども網羅。理事会役員の方必読の書です。
≪本書の構成≫
序章マンションは管理が良ければ100年はもつ!
陥りやすい失敗その1 管理会社に全面依存の理事会運営
陥りやすい失敗その2 このままでは長期修繕積立金が不足する
陥りやすい失敗その3 安易に考えると大規模修繕工事代金は膨らんでいく!
陥りやすい失敗その4 ペット問題は放置しておくと住民感情のもつれに発展する
陥りやすい失敗その5 住民同士のつながりが希薄なために起こる防犯問題
陥りやすい失敗その6 銀輪公害で、駐輪場が高齢者・子供に危険な場所に!
陥りやすい失敗その7 高すぎるインターホン交換工事!
小さな改善の積み重ねが快適な暮らしを実現する
付録 『50の改善改革』
≪著者紹介≫
マンション管理コンサルタント 菅谷信雄
著者「菅谷信雄」の略歴
1972年3月、一橋大学商学部(マーケティング専攻)卒業後、三井物産株式会社入社。25年間勤務し、不動産会計、テレマーケティング新会社の創業&営業担当役員など、数々の業務を経験後、1997年5月、三井物産を退職。
その後、世界最小の総合商社(有限会社マーキュリー物産・資本金1千万円)、中小・ベンチャー企業の経営コンサルタントとして年商10億円企業10社輩出プロジェクト推進中。将来IPOを目指す有望なベンチャー企業には出資もしている。
一方、自身のミッションとして、心身共に元気な幸齢者向けシェアハウス「ユートピア・ハウス」の企画推進中。その一環として、今後1千万戸の空き家が予想され、空き家問題がますます社会問題化しているので、2015年7月、一般社団法人空き家問題解決協会(略称:「空解」)を設立し、代表理事として空き家問題解決に取り組んでいる。