過去に購入した数冊の中では、実践的な市場分析に役立てることができる内容でした。日常業務の中で拡張する手助けとなりイメージから具体的な行動に導く一助になる一冊です。また、「１００冊の本を読むより、一冊の本を１００回読む」ようなマイブックとしてよもよいかと思います。

マーケティング営業（少し経営）に携わる者として、おそらく過去３０年余り書籍を乱読してきましたが、これほど論理的に整理された書籍は過去

になかったのではないかと思います。

競合会社にはおしえたくない一冊です。

ただこれはコンサルティング会社が自社のノウハウを披露した本なので、難しいのはこの本を読んで納得されるかたは数多くあれど陽明学しかり知

る事とできるは違う。

この本を読んでからどうアクションを起こし、愚直に継続できるかが大事です。

でも星５つ！！！

まず驚くのが、事例や分析がとてもリアルなこと。営業現場の人間が読んでも、とても実用的にできている。
それでいて、営業とマーケティングと経営の有機的な繋がりが、体系的に説かれていて、とても視点が高く、経営レベルの人にも読み応えがあると思う。

概念論だけに留まらない、このようなビジネス書は意外と珍しい気がします。
一言で言うと、なるほど、と思う良書です。

冒頭で著者も書いているように、本書は必ずしも「現場営業マン」の為の本ではない。「営業」という仕事に少しでも関わる人なら誰にとっても読み応えのある一冊だ。

「現場営業マン」はもちろん、営業部門の管理職、営業部門と仕事をするコーポレートスタッフ、経営トップをはじめとする経営層...「営業」に携わる人間は多い。また扱っている商材に偏ることなく、法人営業（BtoB）はもちろん、チャネル営業（BtoBtoC）もカバーしているのが嬉しい。

教科書的なＭＢＡ本とは一線を画した、科学的でありながら、極めて具体的な内容。
営業の現場を深く理解していないとまず書けない充実した内容に、多くの読者が読後の満腹感を味うだろう。

さっと一読するのではなく、常にデスクの傍らに置き、事ある毎に該当箇所を引くといった「辞書」のような使い方が適していそうだ。ボロボロになるまで読み倒したい。

実践的な内容でよかったです。中身は濃いけど図も多いので頭に入りやすい。
とくに戦略・ターゲッティングの明確化や営業活動の標準化・効率化の箇所は参考になった。このあたりのことは、できる営業マンは無意識にやっているのだろうが、そうでない人（私もですが）にとってもわかりやすい形でポイントがまとめられていると思う。自分の営業力アップにも役立つと思うけど、いろんなノウハウが整理されてるので、部下を指導したり社内で営業戦略を議論したりする際のいいネタになりそう