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今や多数派“ワケあり社員”が戦力化するすごい仕組み

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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すごい仕組みよりは、ワケあり社員の増加に驚く ★★★☆☆
ワーク・ライフバランスの超入門書。ワケあり社員の増加という社会現象について、ワケあり社員でも働ける仕組みの案が20数個、そしてダイバーシティについて社内制度を変える試みをした会社の実例を数個紹介している。

ただ、ワーク・ライフバランスを企業のコストとして捉えるのではなく、ワークでの成果のためにライフを充実させる。結果として企業の利益に貢献する仕組みと捉えることは重要だと思う。

ただし、ワケあり社員の増加については、どの会社もこれから十分に考えていかなければならないと感じた。グラフを上手く使って、会社にフルコミットできる社員が減っていくことを示している。従来は女性の子育ての観点が大きかったワーク・ライフバランスだが、自分の病気(特に心の病)、親の介護のために、短時間勤務を余儀なくされる割合が増えることも踏まえなければならない。特に段階の世代があと10年もすれば大量に要介護状態になる。そのとき、多くの社員が働き続けられるか。しかも今よりさらに生産性を向上させて、である。
経営者、休職制度利用者、今は関係ない人、どの人にも有効な一冊 ★★★★★
育児休職を経て復職するにあたり、育児と仕事の両立をテーマに読み始めましたが、
2022年頃、団塊世代の介護に団塊ジュニア世代が休職を余儀なくされるという話に驚きました。
確かに最近は共働きが多いですし、未婚の方も多く、容易に想像できます。

1章のタイトルでもある「制約のない社員はもういない」にも非常に納得です。

今ある人材を生かして組織を強化する、
もちろん理想ではありますが、早めに取り組まないとよい人材は抜けていき、
ここで手を打っておくかどうかで、会社の将来が変わってくると身近な話として思いました。
実際既に取り組み成果を上げている会社もあります。(3社の例が掲載されています)

また本著の2章では、よくある24件のハードルとその攻略法も書かれており、
経営側と利用者側の両方のハードルが的確に書かれていました。
例えば下記のようなハードルです。

・コストをかける余裕がない
・休業制度を充実させても辞めてしまうケースが多いのでは
・子供がいない社員と比べて不公平では?
・うちは特殊だから難しい
・休業制度があっても職場に迷惑かけるので実際は利用できない

それぞれのハードルにつき4ページと一見ボリュームが少ないですが、
十分な内容がまとまっており、挿絵も多く非常に納得できるものでした。
全体的に挿絵、グラフが多く理解しやすい内容になっています。

経営者、休職制度利用者、今は関係ない人。
どの人にも新しい発見のある有効な一冊だと思います。
既にワークライフバランスに取り組まれている会社やメンバーの方には、
新しい発見は無いかもしれませんが、改めて全体を俯瞰するのに有効な一冊だと思います。
ワーク・ライフバランス導入に向けたマニュアルとして大いに活用できる ★★★★☆
核家族化+少子化が急速に進む中で、本人・親・子供・その他家族に、育児・病気・介護等の問題を
抱える人も増えてきました。そうした「ワケあり社員」は「今や多数派」になりつつあります。

それに対応して、行政や企業において「ワークライフバランス」に向けた取組みが進んできています。
この本は、まさにその取組みを進めるときに、出てくるであろう反対意見
 (例えば、コストがかかる、子供が小さいうちは、母親は家にいるほうがよい、とか、
  子供のいない社員もいるのに不公平だ、など)を24項目取り上げ、
具体的なデータや図表を用いて、反論が準備されています。

ワークライフバランス推進の担当者は、この本を手元において、
社内資料をつくったら、いいんじゃないか、と思うくらい、
実務的に「使える」本です。

もちろん、担当者だけでなく、この問題に興味のある人は、この本によって、
具体的な現場レベルでの理解を得ることができるでしょう。お薦めです。
しゅうかつせいへ ★★★★★
私は20歳の大学生です。大学生が「ワークライフバランス」を知ってどういう意味があるの?と懐疑的であった私ですが、その答えを本著に見いだせたような気がします。

本著はワークライフバランスの正しい解釈や、それを阻害する「ハードル」と、対処法をイラスト入りで分かりやすく解説してあります。「ワークライフバランス」というと福利厚生であったり、女性支援とイコールで考えていたのですが、根本からひっくり返されました。ワークライフバランス、ダイバーシティの導入は「経営戦略」であり、そのメカニズムが簡潔に示されていたことも「画期的」であると思いました。「導入したほうが得」ではなく「導入しないと損」という単純明快な論理も非常にわかりやすかったです。

私はもうすぐ就活を迎えるのですが、本当に不安だらけです。
自分がどういう働き方をすればいいのか、と考えて浮かんでくるのは父の姿です。普段残業で帰りが終電近い父、朝も6時には出社していました。
自分も同じような働き方をするもんだと思い込んでいたので、本著を読んで、こんな働き方があると知って目から鱗でしたし、残業して当たり前だと思っていた自分が、「何も知らなかったのだ」と恥ずかしくなりました。

学生として、自分の能力が存分に発揮される職場で働きたいのは当然のことです。私自身もそう思います。だからといって「業界」「業種」だけで絞るのではなく、自分の望む「働き方」で決めることもありかなと思いました。こう捉えると「ワークライフバランスは怠惰につながる」と思われるかもしれませんが、そんなことはないと思います。有能な人ほど空いた時間にキャリアアップを積むでしょう。それは企業にとってもマイナスではないと思います。

学生が「新しい働き方」を知り、就活の判断基準となれば、より一層推進されるのでは、と思います。そのためにも、学生が正しい「ワークライフバランス」を知らなければならない。それが学生が考える一つの意味だと思います。

「そういう働き方をしたい」そう学生に思わせる力がこの本にはあります。

すっきりせず・・・ ★★☆☆☆
なるほどと思う部分は多数あるのですが、
読み終わって、なぜかすっきりしておりません。
この本は女性側からの視点が強く、最終的には企業側の姿勢を正して
いきましょう!という内容に受け取れ、理想論的な印象を受けました。
男性が積極的に育児、家事に参画することによって、
出産が促進される云々と書かれていますが、
現状でも共働き夫婦は日中8時間以上勤務の仕事で疲れ、
帰宅後の僅かな時間を当然に夫が協力して、家事、子育て時間に宛てています。
特に子供がいると寝かせるのが先で、ようやく溜まった洗濯を夜中に・・・・・・
ということがしょっちゅうです・・・
実際には自分達の趣味、レベルアップへの時間確保は皆無に近く、
夫が家事参画しても、仕事と家事を両立させることは、
かなり困難です・・・
さらに不況への突入もあり、働く側の体力は既に限界です。
そんな環境で自分はワケあり!だから甘やかしてね!なんて
主張しているとリストラの憂き目にも遭いかねない
状況に来ていると思います。
著書は良著を多数書かれているようですので、
今後も良質のメッセージを送り続けて
欲しいと思います。期待しています!