【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:支倉凍砂/〔著〕 出版社名:メディアワークス 発売所名:角川(アスキー・メディアワークス) シリーズ名:電撃文庫 1215 発行年月:2006年02月 関連キーワード:オオカミ ト コウシンリヨウ デンゲキ ブンコ 1215 おおかみ と こうしんりよう でんげき ぶんこ 1215、 メデイアワークス カドカワアスキ-メデイア 0963 めでいあわーくす かどかわあすき-めでいあ 0963、 メデイアワークス カドカワアスキ-メデイア 0963 めでいあわーくす かどかわあすき-めでいあ 0963 行商人ロレンスは、麦の束に埋もれ馬車の荷台で眠る少女を見つける。少女は狼の耳と尻尾を有した美しい娘で、自らを豊作を司る神ホロと名乗った。「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」老獪な話術を巧みに操るホロに翻弄されるロレンス。しかし彼女が本当に豊穣の狼神なのか半信半疑ながらも、ホロと共に旅をすること
大学の教材
★★★★★
大学の経済学部で教材として使われる程の出来です。
経済の基礎が詰まってます。
しかし、堅苦しくならずに面白く読める。
正に、読み(遊び)ながら学ぶ事の出来る作品。
アニメの方はキャラが黒田氏に変わったのでエロくなってますが(^_^;)
主人公のくどさに耐えられるかが勝負
★★☆☆☆
とりあえず、牧歌的な雰囲気の中世っぽいファンタジーが好きで、まったりとしたお話が好きなら楽しめると思います。あと郭言葉とか、いわゆるロリババァみたいなのがお好きなら尚いいんじゃないでしょうか。逆に言うとその郭言葉の子以外に女の子があまり出てこないんで、そういうのを期待してラノベを読んでいるのでしたら他のラノベがいいと思います。
あと純粋に悪い点としては、主人公の商人っぽいやりとり(というか商人なのですが)がただひたすらくどいこと。わかりやすく書いてるつもりなのでしょうが、それがある程度わかる人にとってはかなり冗長気味になります。寒いひとり語りではないが、ウンチクにもならないようなウンチクを垂れ流されているような感じです。あと行商人とか中世の描写が、仮想世界とはいえ若干フリーダム過ぎる。これも考証不足と捉えかねないです。仮にも珍しい切り口でやるのなら、ラノベとは言えもっとちゃんと練ればよかったとも思う。
何か散々悪いように書いてしまいましたが、要はこの主人公の「くどさ」が気にならなければ多分に楽しめるとは思うんです。ラノベに商人の主人公なんて取り合わせも面白いし。あとは、先述したヒロインの子がいいと思えるかどうかですかねぇ。
そんな所です。
原作から入るべきだった
★★★★☆
アニメが面白かったので原作を読みましたが、小説は話の内容がわかっていても伏線の回収方法だったり、背景、心理描写などといった別の楽しみ方がありますよね。この原作を読んでいてそういった感動はあまりなかったです。
誤解を招かないように。面白くないといっているわけじゃありません。先物・貨幣相場など経済情勢をラノベに取組んだ斬新な発想や、賢狼ホロと行商人ロレンスの掛け合いなどはホントに読んでいて楽しめました。たぶん、原作から入っていたら物凄い感動していたんだろうなと。
ファンの方はアニメと小説の違いを楽しむことができると思いますが、人によってはアニメだけで満足してしまう作りになっていると思います。
これは、あくまで個人的な意見ですがこの作品に興味があって、小説かアニメのどちらから入ろうかな?と迷われている方は原作から入ることをお勧めします。
面白い&しっかり
★★★★★
友人に勧められて購入しました。
やはり皆さんの言われている通り、世界観が素晴らしいです。
よく見かける中世ヨーロッパ風の世界ではありますが、ファンタジーな要素はほぼ狼の化身であるホロにまつわることだけ。それ以外は行商人である主人公ロレンスの生活を軸に、いわば「普通」の世界が描かれています。この点に加え、商人の世界が経済に絡めて割と詳しく描写されていることも好感触でした。日本語の誤表記等も気になるものはありません。
ファンタジーな要素しかないものや、設定は現代でも中身は何だこれ・・・?というラノベ(一括りは失礼ですが)とは一線を画していると言えるんではないでしょうか。
ただ、そうは言ってもこの小説を面白くしている最大の要素は、やはりロレンスとホロのやり取りの軽妙さです。それに飽きが来れば、小説全体が魅力を失ってしまう可能性もあります。
それでも今はひとまずこの世界にどっぷりと浸っていたい。そんな気分にさせてくれる小説です。
独特の世界観と「二人芝居」の妙が孤高の作品
★★★★★
今更のレビューでスミマセン…。
アニメ見てからのレビューでスミマセン……。
これまでずっと枕元に積んだままでスミマセン………。
読了しての第一印象は「なるほどねぇ〜、こりゃ人気出るわ〜」といったもの。中世っぽいファンタジーな舞台、行商人という職業と経済的視点、ロレンスとホロの二人芝居。ライトノベルらしくてライトノベルらしくない独特の世界観が第1巻にして孤高の域にある。前半こそ文章に若干の気負いが感じられるものの、ロレンスとホロの交わす会話が何とも小粋というか、賢狼とはいえ少々物分かりが良過ぎる気もするホロに手玉に取られるロレンスという構図が実にナイスである。商人らしい考えと行動が最後まで続くストーリーに、2人のラヴともライクとも付かない微妙な関係が折り重なるドラマティックな展開に引き込まれる。「香辛料」が意味するものの由来も面白く演出されており、この2人の駆け引きを含んだ今後の道中が大変楽しみになってくる。挿絵に賛否あるようだが、これはこれで作品世界を上手く表現していて悪くないのではなかろうか。