怖さ…不気味さは★五つ
★★★☆☆
正直暗いです…
作者曰く“鬱小説”らしいですから(苦笑)
自殺…虐め…虐待…人肉食い…オカルト…
嫌な話ばかりなのに 何故かラストまで読んでしまう…
朱川ならではのファンタジックな味わいを期待する方は読まない方が…
どホラーですから…。
ダークな朱川ワールド炸裂です。
★★★☆☆
表紙からして、ダークだとは思っていたのですが、かなりのダークさ。
風邪気味で体調が悪い時に、『鬼の跫音』に続いて読んだので胸の中がモヤモヤとし、頭の中に水銀虫がざわつく気がしそうでした。
「わくらばシリーズ」のようなややほんわりするような日常の不思議を描く朱川さんの裏の顔。
ダーク朱川です。
「虎落の日」では、祖母の孫への愛の形をふたつ別の形で見事に描かれていると思います。
母親とはまた違った祖母の愛情。
母なら連れて行かないであろうし、病院へ連れて行ってまでしても必ず除去しようとするでしょう。
同じ科を背負ってまでも、孫と一緒であろうというのは、祖母の愛なんだろうなあ。
ダーク朱川を、探して読んでみたいと思います。
今度は、体調の良い日に…w。
これほんとに朱川さん?
★★☆☆☆
申し訳ないけですど、これ…ほんとに朱川湊人さんの作品?っていう感じです。
朱川さんの作品独特の、甘いような切ないような読後感がない…
ホラーとしての朱川さんらしいな、と思った作品は『しぐれの日』『微熱の日』ですかね。
なんだか『病猫の日』や『薄氷の日』は、え?朱川さん?かと思ってしまいました。
うーん、もう読まないなあ…
お得意のモダンホラーだが
★★★☆☆
朱川さんの得意なモダンホラーの短編集で、いつものようにどの作品も面白くて一気に読んだが、正直言って読後はあまり良くなかった。同じ短編集でも「都市伝説セピア」や「花まんま」の方が好きだ。
理由は、本書の登場人物は皆善良で、精一杯生きているにもかかわらず、不幸な目に遭った上に、救いがないからだ。タイトルの「水銀虫」は勿論想像上の産物で人の魂に入り込んで無数の穴をあけてしまうそうで、この短編集の主人公は皆水銀虫に取り付かれてしまっているようだ。
水銀虫についこれ以上のの詳しい説明はないのも不満だ。出来ればこの続編で、水銀虫に何故取り付かれるのか、取り付かれた人が癒される術はないのかといったところも書いてほしい。
読みやすく気持ち悪い
★★★★☆
何が気持ち悪いって、雨宿りの話しの気持ち悪さって!とにかく色々入ってるし、読みやすいから、みんなで順番付けたくなっちゃう。まぁ、手にとってみて。