乗り物が大好きな２歳の息子のために購入しました。
家族がバスに乗ってお出かけする話ですが、バスは住宅街、田舎町、スケート場、動物園、港町、遊園地、駅前、繁華街、、、と冬（クリスマスの頃）の景色の中を走ってゆきます。それぞれの場面が細かく、そして活き活きと描写されていて、一緒に読んでいる大人もなんだか楽しくなってきます。擬音語も面白く、プシュー、パタン、ブルブルブー、と印象に残る表現が繰り返し出てくるので、息子も口まねをしてバスに乗った気分で楽しく読んでます。また走っている車も日産車（らしきもの）が多く、ふだんキューブに乗っているうちの息子は「あっ！ママブーブ！」と絵の中の車を指差して大はしゃぎ。絵の中の人物も遊んでいる人、ものを売る人、転んでいる人、煙突から入ろうとするサンタさん、など様々な描写があって、絵を眺めるだけでも楽しめます。うちの息子の場合、近所の友達のパパに似ている人を見つけては「ムーさぁーん！」と叫んだりします。
お話の季節は冬ですが、それに関係なく楽しめ、息子も大好きで何度も読んであげています。
お話の良さだけでなく、とにかく、いろいろな楽しみ方が出来る一冊です。