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なぜ国語を学ぶのか (岩波ジュニア新書)

価格: ¥842
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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「先生役」の台詞がちょっと偉そうだけど… ★★★★☆
現役の先生が筆者ということで、さすが、
学習指導要綱がしっかり網羅されています。
先生と生徒が対話しながら「国語とは何か」について
詳細に語り合っていくので,とても分かりやすいです。
「古典を学ぶことは生活ではなく人生を考えること」というテーゼはいいんですけど
通常の、古語辞書を引いて直訳しているような授業で
あのような高校必須のタイトルの作品から、人生を学ぶ人って
どれだけいるんだろうか?
ちょっと古典の高校カリキュラムを考えると、具体性に欠けているという気はする。
しかし、こんな偉そうな先生と、
謙虚で真面目な生徒って居るのかなという気はしますけどねえ(笑)
どちらかといえば、文学部の学生向きか、あるいは国語教師向きの一冊です。
でもこれ、国語ってすべての科目の基礎になるというのは
よくわかりましたね。論文をどう書くかという話にまでつながっていくので
あらゆる卒業論文、修士論文で苦悩されている人にもお勧めです(^^)v
答えは自分で考えよ ★★☆☆☆
国語教師と生徒の会話から学ぶ意味を考えていくという設定。読者に学ぶ意味を押しつけることなく、共に考えてもらいたいという筆者の意図が感じられる。丁寧に作られた本である。
なぜ学ぶのかを考えることは大切である。特に国語科はそれがわかりにくく、試みは評価できる。

しかし、これを学生が読んで「国語を学ぶ意味」が分かるのだろうか。核心にたどり着くまでに長々と教師と生徒の会話が続き、最後は「自分で考えなさい」 そりゃないでしょ?!
読者の知りたい答えの核心が書かれていないのだ。ジュニア文庫だから後は自分で考えなさいと言うことなのだろうか。
まるでずるい大人と話しているような気分になる。

例えば古典を学ぶ意味は「昔の日本人の考えや暮らしと自分自身を比較し、今後の自分の生き方に生かす」など、明確な答えが欲しい。

試みは評価できるが、答えがずるいので星2つ。

ポジティブに学ぶために ★★★★★
 母語としてなんの不便もなく使っている国語。その国語を、なぜわざわざ学校で勉強しなければならないのだろう? そんな疑問に、国語の先生が親身になって答えをあたえてくれる。
 評論、小説、随筆、詩、古典、作文と、それぞれの分野の「なぜ?」にたいして、その分野ならではの答えが書かれている。かなり深く考えられている。

 この本では、先生と生徒たちとの問答というかたちで文が進んでいく。よく練られた会話で、正直な性格の生徒たちが「先生、そんなこと言われてもわかりませんよ」などと読者の代弁をしてくれれば、先生は先生でやさしくフォローを入れてくれる。

 なぜその教科を学ぶのかについて考える機会がもっとあれば、勉強もよりポジティブにすることができるんじゃないだろう!か。どの教科であっても、この本の著者のように、親身になって深いことを言ってくれる先生に出会ったら、その教科をもっと好きになれるだろうに。