男女間相互行為のいろいろなモデルを提示していたこれらの小説を筆者と共に読み解くにつれて、後に構築主義などをはじめ現代思想をリードする立場に至ったフランス独特の視点を垣間見ることができます。
新書ということもあって、論説でありながらとても読みやすい点もよいと思います。