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風の陣 [立志篇](PHP文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: PHP研究所
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「火怨」の面白みが増す作品 ★★★★★
同じ高橋克彦氏の「火怨」の前の時代設定。
2010年、来年が平城遷都1300年らしいのですが、その時代の蝦夷側からの話です。
「火怨」は、高橋氏の作品の中でも、ファンが多くいるようですし、このサイトでも評判がいい作品ですが、是非、この作品も、読まれることをお勧めします。
「火怨」の冒頭でも出てくる、物部天鈴が、若い時代に伊治砦麻呂(鮮麻呂)と、どうやって出会い、朝廷に組したと蝦夷からそしられた道嶋嶋足が、その二人とどんな関わりがあったか、を判ることで、「火怨」が、また数倍面白くなります。
京極夏彦よろしく、陰陽師の権化、天下の怪僧といわれた弓削道鏡も、吉備真備も、鮮やかに描かれています。
しかるに、、、この平城京の短い時代は、実に・・・面白い時代だと判ります。
北からの心地よい風 ★★★★★
初めて読んだ高橋克彦氏の作品は『火怨』だったが,その時からこの本の存在は気になっていた。

今回,文庫版の3冊目が発売されたのを機に揃って購入。期待を裏切らない作品だ。
蝦夷の身で朝廷に仕える嶋足と,その嶋足に蝦夷の将来をかけて策を弄しながら援助をする天鈴。

一途な嶋足と,策士の天鈴という若者二人が,権力争いの渦巻く都で見せる活躍が気持ちいい。

「火怨」へと続く前段の物語 ★★★★☆
「火怨」に繋がる物語で、物部氏の天鈴や田村麻呂のオヤジが活躍します。策士・天鈴から策を授けられ、主人公・嶋足が宮中政治のドロドロに苦しみながらも生き抜く姿がイイ。

「火怨」を読んで堪らなく高橋克彦ファンになった方は、本書を読んで余韻を楽しむのをお奨めします。「風の陣」「火怨」「炎立つ」の連作は、蝦夷の生き様を綴った感動の叙事詩です。通して読むのがお薦め。