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ほんの少しのやさしさを (子育てシリーズ)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新紀元社
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ほんの少し、どころではない。 ★★★★★
主に、作者自身の子育て、孫育ての体験を通して書かれる育児論。
子供を叱らない、罰しない。しかし強固に作られた信頼関係を基礎に、きちんとしたルールを教えてゆく。
根気のいる作業だ。決して楽ではないと思う。表題は「ほんの少しのやさしさを」だが、決して「ほんの少し」ではない。子供を見守る優しさの後ろに、並大抵ではない覚悟がある。読みながら、なかなかこの覚悟に辿りつけない自分を反省させられる。

この作者が、子供を甘やかすだけの放任主義だ、と一部で勘違いされているのは悲しいことだ。
思うに、子育てで一番楽なのは、子供に従ってしまう放任主義。次に楽なのは、子供を従わせてしまう管理主義だ(どちらも後でツケを払うことになるけれど)。
本当に難しい、しかし良い方法は、時間をかけて信頼関係を築き、時を見て教えるべきことを教える、こうした方法だと思う。

この本から学んだ最大のポイントは「どんな子供を育てたいのか」を明確にする重要性だった。
作者は「自分で判断し、自分で行動できる、自立した子供を育てたい」とはっきり宣言している。大変な育児方法を迷わずに行えるのは、その明確な目標があるからだ。
よく「本当に正しい育児法は何か?」という話があるが、考えて見れば無理な話だ。どんな子供を育てたいかで正しい方法は変わってくる。「どんな子供に育って欲しいか」、それを明確にして、そこから方法を考えなければならない。

あなたは、自分の子供をどんな子供に育てたいだろうか? 優しい子、成績のいい子、親に逆らわない子…。
私は、作者の目標に賛成だ。
叱らない子育てのすすめ ★★★★☆
子育ての相談を40年以上行ってきた小児科医が新聞などに掲載したコラムをあつめたもの。基本的には、同じ著者による『「心の基地」はおかあさん』と同様、「子供を育てるのに厳しいしつけは不要」という立場に立って書かれている。コラムをあつめたという性質上、全体を通した連続性にはやや欠けるが、ひとつのまとまりが短く、どこから読んでも分かりやすいものになっている。また、『「心の基地」はおかあさん』に比べ、問題の具体例と対応方針がたくさん述べられているので、自分が関心のあるテーマや事例だけ拾い読みをするような読み方も可能である。
まだ間に合う? ★★★★☆
10歳を過ぎたのんびりとしすぎたわが子に対して、年齢が上がると共にきつい言い方になっていることに気づき、読みました。自分の言い方、やり方が子供のためにはなっていないことを、頭では分かっているつもりでも活字によって的確に指摘され、愕然としています。何気ない日常の子供への接し方一つで子供の人間形成が変わることがよく分かる内容の本です。やさしい気持ちを取り戻して子供に接することで、子供の長所を伸ばすことにまだ間に合うとを信じて。