学会発表にも応用性が高い
★★★★★
たいていのパワーポイントのハウツー本は、操作方法テクニックばかりの羅列や、
「デザイン統一」「アニメーションを効果的につかう」とか、手段ばかりが目だつのですが、
この本は、「なぜ、何のために誰をねらいとしてプレゼンをやり」「それにはどういう説得方法が適切か」
「説得とは何か」「したがって、どういう図解が適切か」、読者に考えさせる、骨太な内容です。
スライドを実際に作っていく、住中氏独自の手順「構造化手法で3倍速い資料作成」も非常に参考になります。
企業へのプレゼン・社会人対象の本ですが、学会発表をする研究者・学生にとっても、発表の根本を組み立てる際に
非常に役立つ本です。ひさしぶりにこの手のハウツー本で感動しました。