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江戸のセンス -職人の遊びと洒落心 (集英社新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
Amazon.co.jpで確認
予想外の説明も沢山 ★★★☆☆
 主著者を存じ上げなかったので読後感ですが、「センス」と「扇子」
を掛けていらっしゃったんですね。もっとも、「掛詞」、「見立て」は
日本の文化・習俗によく見られる(駄)洒落のひとつだと思いますが。

美大に進学した、知り合いの子どもの参考に、と思って読みました。

 扇子というカンバスの特徴を生かしたデザイン(配置)は、ある意味
日本美術に共通なことであり、目新しい意見ではありませんでしたが、
道具の使い方や、色の出し方など、成程ね、って言う説明はありました。
ただ、絵柄については、カラー図版があると良かったです。

現時点で日本美術に感心のない方にも是非、導入として読んでいただき
たい本ではあります。
生粋の浅草っ子で、職人で ★★★★★
浅草の荒井文扇堂のご主人が語る、デザインとその発想。
遊び心、洒落を扇、身の回りも物へのデザインへと昇華させる方法など、面白かったです。最初の方にある、扇の柄の描き方、差し金の使い方などは眼からうろこ。

職人であり、生粋の浅草っ子の著者(共著のいとう氏は、生粋ではない)だからこその説得力のある一冊。