熱力学理解への第一歩として。でも、これで単位取れるかな?
★★★★☆
高校レベルの熱力学をかじった程度でも十分についていける。
むしろ、ある程度習熟した人ならまどろっこしいとすら思うほどに親切。
ただし、その分到達度は決して高くはない。
が、エントロピーの概念を理解する助けになり、一番よいのは問題の解説が非常に懇切であること。
問題数は少ないが、理解には十分である。
でも…これだけじゃ単位は多分取れないだろうなぁ。
熱力学入門の理解のためと割り切ったほうがよい。
熱力学を理解する頭がないのかも・・・・
★★★☆☆
内容は特に難解な記述も無く、通読時間も15時間程度で読み切れます。
熱力学関連の本を読むのはこれで3冊目になりますが、恐らく私自身に熱力学自体を理解する
頭が備わってないのかもしれません、最終選択として選んだこの高名な著書でも「熱力学」が正しく理解出来たかどうか不安が残っております。
本来であれば、以降実践する演習書を終えた段階でこの著書の評価をすべきなのでしようが、
既読の他2冊との比較より評価3と致しました。
分かりやすいんですが・・・・
★★★☆☆
ところどころ説明の意図が不明だったり
くどく説明しすぎてかえって分かりにくいとこがあるよう
なきがします。
準静的変化=可逆変化となっているのに
後で準静的変化なのに不可逆変化となっていたりと
僕が条件見逃してるのかもしれないですが、ちょっと
筆者の頭が良すぎるのかついていけないとこがあります。
それにこれより前に出ている違う会社の熱力の本と表現や図がかなりにてるとこがあって
ちょっと不信感があおられます。
単位が取れるノートは
だいたいもってるけど、これはあまり出来がよくないと思います。
分かりやすいことは分かりやすいんですが。
最適な熱力学入門書
★★★★★
理解すれば学部レベルではさほど問題は難しくない熱力学ですが、その理解までが難しい・・・。
この取っ付きづらい分野である熱力学、とりわけ熱力学第二法則から始まるエントロピーの概念などを、図を用いこれでもかと丁寧に説明されてあります。エントロピーの概念を理解する手始めとしてこれより最良の本は無いと言っても過言ではありません。熱力学を本当にゼロから始めるのに最適な一冊です。また演習問題でも特に重要なものを扱っていることも大きなポイントです。学校によりますが大学院入試問題でも十分に使える範囲です。
ただやっぱり理解をとにかく重視して書かれているので、他の演習系の熱力学の本と併用するのがいいかと思います。
熱力学の初学者にぴったり!!
★★★★★
単位が取れると銘打ってはあるが、ただ単位が取れるというだけの内容ではありません。熱力学の各現象をしっかりイメージでき、かつ熱力学が第一法則と第二法則に尽きるというきれいな体系がきちんと理解できます。各項目についても歴史的背景から説明し飛躍がないので、他の参考書にみられるような天下り的な説明による疑問はないでしょう。