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われら銀河をググるべきや―テキスト化される世界の読み方 (ハヤカワ新書juice)

価格: ¥1,050
カテゴリ: 新書
ブランド: 早川書房
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評論とフィクションの中間形態をとる新たな評論エンターテイメント ★★★★☆
以前新城カズマ氏の著書を読んだことがあり、SF作家が評論を行う違和感に惹かれ購入。

グーグルブック検索という話題からスタートし、話は電子書籍、著作権、twitter、(ポスト貨幣経済にあたる)評価経済の現状と展望にまで及ぶ。

ブログを抜粋した会話形式であるため紙媒体の書籍としては非常に読みづらいが、コムパクトに新城氏の問題意識が抽出されており、そのSF慣用句の面白さに浸るにはちょうどいい。

ただし、真面目な評論として読むと、議論は発散したまま終ってしまうので、あくまで「評論エンターテイメント」として眺める類の書物である。
とっても刺激的な情報論。電子書籍の話だけじゃないよ ★★★★★
創刊以来、なかなかいい本を出し続けているハヤカワ新書juiceだけど、今回の新刊もなかなか刺激的な情報論の一冊。
SF作家の新城カズマ氏がGoogle Book Serchの問題をきっかけに、GoogleやTwitterといったサービスが私たちの世界、社会にもたらすインパクトを軽妙なタッチで評論している。

その語り口の軽さから、分かりやすい内容であると思ってしまったが、クルーグマンやレッシグへの言及もあり、なかなか難しい内容だ。私自身、彼の主張をどこまで理解しているかは自身がないが、電子書籍から経済問題、さらには文明論にいたるまでの彼の論評はとても刺激的だ。

われら銀河をググるべきやって言う彼の問いへの答えにはなっていないかもしれないけど、もはや、ググらないって選択肢がない以上、ググるべきって答えが私の考え。
まぁ、検索エンジンはグーグルじゃなくなるときは来るかもしれないけど、検索エンジンはなくなるとは思えない。すでに、検索エンジンに引っ掛からないモノはこの世に存在しないのと同じだから。検索の対象が今まで以上に広がればますます、この世界はグーグル的なものなくしては体系だって存在しえない気がする。

今まで、彼の著書はあまり読んでこなかったが、少しまとめて読んでみよう。面白かった。