この本は立ち読みくらいで…
★☆☆☆☆
徳大寺さんの新しい本だと思って期待して読んだのですが、
結論から言って、完全に期待はずれでした。
というのは、
1993年に徳大寺さんは「ぼくの日本自動車史」という本を出されていますが、
その本の内容とほとんど変わりないのです。
もちろん、いくつか新しい事項が加筆はされていますが、
文面がちょっと違うかなってくらいで、
逆に項目が少なくなって内容が薄くなったようにさえ感じます。
そして最大のがっかりは結論。
先述の「ぼくの日本自動車史」が
「もっと日本車はがんばらないといけない」という結論だったのに、
ほとんど内容は同じこの本が
「日本車は間違ってなかった」という結論になるのが理解不能です。
むしろがんばらなければならないのは
かように車の売り上げが落ちてきた、これからだと思うんですが。
さんざん今まで間違いだらけの〜とこきおろしておきながら、
いまさらひよってどうするかな〜と思ったしだいです。
というわけで、この本を積極的にお勧めすることは出来ません。
徳大寺ファンには
先述の「ぼくの日本自動車史」を強くお勧めいたします。
ぼくの日本自動車史