西洋絵画100選: ルネサンスからバロック絵画へ
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本書は、西洋絵画のなかの厳選作品と、それを描いた画家について、時代を追って詳しく解説しています。
西洋絵画の父と呼ばれる14世紀のジョットから、ルネサンス、マニエリスム、バロック期に到る代表作を収録しています。
第1章【初期ルネサンス】14-15世紀
14世紀、都市国家が台頭すると、人々は「神」ではなく、自らの知性で物事を捉えようとする。そうした気運の中、キリスト教以前の古代ギリシアやローマの思想を復興し、人間精神の自由を謳歌しようというルネサンス運動がおこる。絵画の世界では、骨格や筋肉を考慮したリアルな人体表現や、遠近法が生まれた。
第2章【盛期ルネサンス】15-16世紀
初期ルネサンスの遠近法や人体表現を受け継いで、さらに発展させ、「均等と調和」を旨とする古典主義芸術を開花させた芸術の黄金時代が到来する。
第3章【ヴェネツィア・ルネサンス】15-16世紀
地中海交易の拠点として繁栄したヴェネツィアは、15-16世紀にかけて絵画の黄金時代を迎えた。特に、豊麗な「色彩」と流動的な筆触が特徴である。
第4章【北方ルネサンス】15-16世紀
ファン・エイクが生み出した油彩技法は、豊かな質感、正確な描写を可能にし、写実的な絵画を誕生させた。思わず触れたくなるような細密描写が特徴である。
第5章【マニエリスム】16世紀
「マニエラ」とは、「手法、様式」のこと。盛期ルネサンスの画家たちの様式(マニエラ)を模倣しつつ、独自の表現様式を生み出した芸術様式である。後期ルネサンスに当たり、バロックへの架け橋となる。
第6章【バロック】17世紀
宗教改革の時代は、一般信者が感情移入しやすい絵画が求められた。ドラマチックで躍動感のあるバロック絵画が生まれる。
◯18世紀ロココ〜20世紀の絵画までの50作品(No51-100)については、
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