1945・昭和20年米軍に撮影された日本―空中写真に遺された戦争と空襲の証言
価格: ¥5,178
米国立公文書館所蔵の米軍撮影空中写真を主な素材として、70年前に米軍による偵察撮影と、その偵察ミッションによって撮影された日本の姿。空中写真に残された戦争と空襲の証言。 昭和20年を中心に戦中の日本各都市を広域かつ詳細に撮影した米軍偵察空中写真を一挙公開。 米軍は、第二次世界大戦中には対日戦資料として、戦後には占領政策の一環として撮影していました。日本地図センターでは、このうち秘密解除になった写真について、2002(平成14)年から米国立公文書館にて調査を行い、第二次世界大戦末期から戦後にかけての資料価値のある写真を、原フィルムから直接スキャナで取得したデジタルデータを収集しました。 本書には、1944(昭和19)年~1945(昭和20)年の日本各都市の米軍撮影空中写真を掲載しています。東京大空襲作戦・米軍偵察作戦の解説、戦災被災地図整備のための提言、米軍撮影空中写真の見方や、米公文書館での調査等々のコラムも多数掲載しています。 (目次) 偵察撮影に見る米軍の作戦~第3 写真偵察戦隊を中心に~ 工藤洋三 偵察されていた東京 小林政能 戦後70年、東京大空襲の実体験をもとに振り返る。 菊地正浩 正確な東京空襲被災地図整備のための提言 島方洸一 米軍が作成した焼夷区画図~東京大空襲の計画 工藤洋三 米軍に偵察された日本の都市 小林政能 幽か過ぎる記憶の中の横浜大空襲 野々村邦夫 1944年12月7日、隠された東南海地震 小林政能 広島・長崎、昭和20年夏 編集部 米国立公文書館の調査 米軍撮影空中写真の見方 編集後記