重ね煮でポカポカ子宮・サラサラ母乳・妊娠体質を作る食習慣革命

本文【はじめに】より

この本を手にしてくださったあなたは、今まさに「赤ちゃんが欲しい！」「わたしの赤ちゃんをこの手に抱きたい！」と思っておられることでしょう。
とはいえ、赤ちゃんは授かりもの。スムーズに妊娠できなくて、藁をもつかむ思いでこの本を手にしてくださったのかもしれません。

何年も前から不妊治療をしているけれど、いまだに赤ちゃんに出会えていない。
「私だけなぜ？」
赤ちゃんを授かることのできない身体がうとましく、自分自身を責め続けておられるかもしれませんね。「お子さんは？」という質問や、「妊娠したの。」という友人の言葉でさえ、自分を否定されたようで悲しみに明け暮れておられるかもしれません。
そんなお気持ちを感じるだけで、胸が締め付けられ、苦しくてたまらなくなります。

申し遅れました。私は、家族の健康実現コンシェルジュ、よこちたみこです。
『重ね煮（いんやん倶楽部の陰陽調和料理®）』という調理法の師範として、食事で体質改善をめざす料理教室「きっちんすまいる」を主宰しています。
「きっちんすまいる」をスタートして今年で１１年目。これまでの１０年間で、のべ５，０００人以上の方にお目にかかって「重ね煮」をお伝えし、食事による体質改善のサポートをさせていただいてきました。これまでに、不妊治療中の方や、ご家族が持病を抱えておられる方をはじめ、大勢の方がお越しになり、『いのちを育む食の知恵』を学び、「重ね煮」という身体の陰陽バランスを整える調理法を実践していかれるようになりました。すると、数カ月のうちに「妊娠しました！」「検査の数値が徐々に良くなってきています！」とお知らせいただく機会が増えてきました。

私自身も、子どもを出産した際の母乳の質（一人目がコテコテだったのに対し、二人目はサラサラに。）の変化を経験して自分自身の体質の劇的な変化を実感しました。「重ね煮」を学びはじめたことで、食に対する意識が変わり、体質がどんどん変わっていったのです。

　現代は、食、生活習慣、環境などの急速な変化で、ひと昔と比べるととても妊娠しにくい状態です。その体質を、日々の食事に「重ね煮」を取り入れ、身体の陰陽バランスを整えることで、本来の妊娠しやすい体質に近づけていくことができると考えています。
この本が、不妊で悩んでおられる方の一助となることを願って。

家族の健康実現コンシェルジュ　よこちたみこ

【目次】

【はじめに】

第1章　赤ちゃんが喜ぶ体質づくり
１．赤ちゃんの気持ちになってみましょう
２．赤ちゃんを迎える心の準備をすすめましょう
３．身体の陰陽バランスを整えましょう
４．野菜を「まるごと」いただきましょう
５．重ね煮の底ヂカラ

第2章　赤ちゃんがすくすく育つ食べ物の選び方
１．選ぶチカラをみがく
２．野菜を選ぶ
３．肉・魚を選ぶ
４．調味料を選ぶ
５．加工食品を選ぶ

第3章　赤ちゃんが笑顔になる食習慣
１．赤ちゃんが喜ぶものを食べましょう
２．「５：２：１」で食べましょう
３．お米をしっかり食べましょう
４．主食を意識しましょう
５．発酵食品を毎日食べましょう

第4章　赤ちゃんに優しい環境づくり
１．身体を温めましょう
２．身近な危険を見極めましょう
３．日用品を見極めましょう（経皮毒）
４．日用品を見極めましょう（殺菌・抗菌）

第5章　信じて見守る子育て
１．妊娠中の取り組みと心掛け
２．理想のお産は、どんなお産？
３．どのような子どもに育ってほしい？
４．社会性のある子に育てるコツ
５．離乳食

【おわりに】


【著者について】

家族の健康実現コンシェルジュ、重ね煮（いんやん倶楽部の陰陽調和料理®）師範（重ね煮歴20年、指導歴10年）、重ね煮と麹の料理教室「きっちんすまいる」主宰

毎日の食事に「重ね煮（いんやん俱楽部の陰陽調和料理®）」を取り入れるようになったら、母乳の質が“コテコテ”から“サラサラ”に変わったという自身の経験から、
『身体は食べ物で出来ている』『日々の食事を変えれば体質は変わる』と実感する。
2006年に体質改善ツールとしてベストな調理法「重ね煮（いんやん俱楽部の陰陽調和料理®）」が学べる料理教室「きっちんすまいる」を起業。受講者は延べ5,000人を超える。
2015年【いのちを育む食】講座スタート、2016年 食事による体質改善プログラム【お宅訪問】スタート。 ご家族の健康を実現をサポートするため日々奔走中。