よくあるアイドルのほのぼのプロモーションビデオとして、
比較的安易に企画されたのでしょうが、予想外の出来事をきっかけに
女優谷村美月の素の反応が見られ、とても新鮮でした。

幼馴染の男の子に彼女がいて、同棲までしていることを知って
衝撃を受ける姿は、将来が期待される若手女優というより、
一人の真面目な１７才の少女そのままでした。

黙ったり、泣いてしまったり。
でも、それがいい。
飾らない谷村美月の等身大の姿は、ファンにはお勧めです。

嘘は言いません。
はっきり言います。
もの凄い名作です。
絶対見なきゃダメです！
観終わった後の爽快感ったらないです。
私はコレを観て
あと５枚くらい買って
友達に配ろうかと思いました。
あえて、細かいことは書きません。
ただ、
ラストの新幹線の中での彼女の笑顔を観て
僕は全てを了解したとだけ言っておきます・・・

これはドキュメンタリーなのだろうか？
違うだろう。
幼い頃から兄と慕ってきた青年と１年ぶりで再開し、彼が彼女と同棲していることを知って、不機嫌になり、涙を流す。
まあ、これはフィクションでしょう。
いやあ、したたかですね、女優って。
でも、そんなことはどうでもよくて、たとえば、母親の勧めで芸能界に入った、という話は事実なのではないか？と思う。
親の期待にこたえるべく有名大学に入り、有名企業に勤めて、という我々と一緒だよ。ある意味。だから共感できたりするんだ。

内容は谷村美月を味わうには最高の料理ですね。とにかく美月ちゃんがいい。寝る前に見ると美月ちゃんとデートしてる夢を見れるだろう。この子は、可愛い系というより美人系の顔ですがすごく可愛い。堀北真希に対抗できる数少ない美人顔。あれだけ美人でボーイッシュな美月ちゃん…かなり萌えますね。この子は、将来が楽しみ。

ドキュメンタリーにおいて、しばしば「ヤラセ(仕込み)」と「演出」の微妙な線引きが問題になったりするが、この作品は、それを逆手にとったドキュメンタリータッチのドラマ、もしくはドラマ仕立てのドキュメンタリーである。見事にヤラれました。山下監督の力量に脱帽なのですが、それより印象的だったのは、女優の持ち得る「素」と「演技」の微妙な線引きである。この作品は女優、谷村美月君の一度しかない17歳を映し出してみせた傑作だと思う。また、10代の女優の中では実力No.1だと言う巷の声にも納得。どうだろう、これから10年後、20年後、大竹しのぶや深津絵里みたいになって行くのだろうか…。 ま、そんなことどうでもいいか。美月君は美月君だし。最後の涙もよかったし、なによりタイトルがいい。