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風が強く吹いている

価格: ¥178
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新潮社
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箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説
最高の読後感! ★★★★★
スポ根ものかと、正直食わず嫌いでした。
しかし、ひとたびページをめくると、あっという間にアオタケ荘の情景が、走る登場人物の息遣いまでもが、浮かぶ浮かぶ!
感情移入しまくりで、一緒に苦しくなったり、涙したり…

この作家は本当に文章が上手いな〜と心底思う!

個人的にはBLは全然興味ないので、あまり書かないでほしいかな…
確かに風を感じた ★★★★☆
箱根駅伝は大学生の10人のランナーがタスキをつないで走る。本書は陸上経験者が3人しかいない寄せ集めの出来立て陸上部の10人が箱根駅伝出場を目指して奮闘する物語だ。

設定はかなり荒唐無稽だ。箱根駅伝を目指すような大学には長距離走のエリートが集まっている。そんな猛者たちを相手に素人が戦えるほどこの世界は甘くないはずだ。しかしながらこの物語を読んでいるうちに、そんな気持ちは薄れて次第に登場人物たちに感情移入をしている自分に気付く。それはここに登場する主人公の蔵原走と清瀬灰二の2人を中心とする登場人物が魅力的であることと、清瀬の緻密なトレーニングにより素人であった部員が力をつけていく過程にリアリティがあるからだろう。

そして何と言っても圧巻なのは終盤のレースシーンだ。苛酷なレースにおける10人の各々の気持ちが鮮やかに描かれる。特にエースの蔵原走の走りは凄みに溢れそして美しい。人間の限界をこえるようなスピードを追求するランナー達の走りに確かに風を感じた。
ユキありがとう! ★★★★★
往路での苦戦から箱根下りでチームを波に乗せて救ってくれたユキ。冷静なきみはこのチームのサブキャプテンだったね。ユキ、熱くなるハイジのサポートどうもありがとう!
良かった ★★★★☆
大学で長距離をしているのため興味を抱きこの本を手にしてみました。
陸上競技者の視点から読むと、ほかの方のレビュー同様に話がうまく行き過ぎている感は否めません。
しかし、非常によく練られた作品であり、筆者は本当に陸上競技の経験がないのかと感じさせる位、
ランナー心境や精神状態をうまく描いていると思います。特に気に入ったフレーズが次の文。「きみの価値基準はスピードだけか。だったら走る意味はない。新幹線に乗れ!飛行機に乗れ!そのほうが速いぞ!」
ただ速さを求めていくだけでは陸上競技者としてはだめなんだ。陸上競技は個人種目であるが、
実際には一人では苦しい練習なんてやっていけない。みんながいるか自分が頑張れる。仲間の大切さに気付かされた瞬間でした。
夢と感動が心の中を吹きぬけてゆきました彡彡 ★★★★★
映画鑑賞後、
原作も気になり読みました。

映画もよかったのですが、
原作はそれ以上によくて、
すべての面において勝っていました。

こうして感想を書いている今でも、
興奮で体が震え、腕には鳥肌がたち、
眼にはうっすらと、涙が浮かんでいます。

陸上未経験者を含め、
ギリギリの人数10名で箱根駅伝出場を目指す。

ありえない、荒唐無稽、
ファンタジーのような話なのですが、
著者の取材力、筆力の賜物で、本当に
起こりそうな話に思えてきてしまう魔法のような力。

本に期待する幾つかの要素の中に
”夢や感動”も含まれていると、私は思うのですが、
今作は、そういったものをすべて満たしてくれます。

風が強く吹いている

私の中にも、たしかに
夢と感動の、強い風が吹きぬけてゆきました(笑顔)