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不安な兵士たち ~ニッポン自衛隊研究

価格: ¥1,995
カテゴリ: 単行本
ブランド: 原書房
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:サビーネ・フリューシュトゥック/著 花田知恵/訳 出版社名:原書房 発行年月:2008年03月 関連キーワード:フアン ナ ヘイシタチ ニツポン ジエイタイ ケンキユウ ふあん な へいしたち につぽん じえいたい けんきゆう、 ハラ シヨボウ ハラシヨボウ 6945 はら しよぼう はらしよぼう 6945、 ハラ シヨボウ ハラシヨボウ 6945 はら しよぼう はらしよぼう 6945 気鋭の外国人社会学者(女性)が日本社会での自衛隊のあり方を分析。戦いを禁じられた軍隊のアイデンティティとは何か?知られざる自衛隊の実像に迫る。 第1章 駐屯地で(調査対象と方法本部隊舎食堂演習場自衛官募集事務所資料館名誉の除隊・送別会)第2章 兵士と隊員のヒロイズム(個人主義と「サラリーマン」皇軍兵士の影西洋人気質、プロ意識、アメリカ人男性)第3章 フェミニスト・ミリタリスト(究極の挑戦パイオニアと一匹狼社会通念の打破再女性化、極端
客観性が貫かれた,まれに見る良書 ★★★★★
 自衛隊の全体像を知るための労作です.正体がよくわからない自衛隊について複雑なカットを持つダイヤモンドにいろんな角度からまっすぐ光を当てるように全体像を明らかにしようとしている.今まで自身がふれあってきた幾人かの自衛官,基地の様子,直接聞いた隊内生活実情とのズレはほとんどなく,かなり客観的に書かれていると思う.ただ米兵と比べて自衛隊員が体力的に弱いような書き方があるのは疑問だ.確かに劣ったものもいるようだが,それが自衛隊員の平均的な姿であるはずはない.
 著者はアメリカ人の大学教授だが,日本語で書いたと思われるほど,訳書特有のわかりにくさはない.一週間の体験入隊・自衛隊の隊員への直接のインタビューから,組織,広報誌,広報館,女性自衛官,旧軍との関連,米軍との関連,知識人の自衛隊論議まで,膨大な記述について全て出典を明らかにしながら自衛隊の全体像を明らかにしようとしている.
 著者自身の締めくくりの言葉が村上春樹の言葉を借りて感想として淡々と述べられていることに象徴されるようにように,この本は多数の学生を含む様々な階級の自衛隊員,旧軍人,米軍,政治家,学者,作家,マスコミ等,様々な膨大な他人の視点から自衛隊を眺めている.すなわち客観的という意味ではこれほど優れている本はざらにないだろう.
 一文ごとにカッコ付きの注釈がついているのは読みにくいが,これは自衛隊・それを取り巻く様々な事象について読者がもっと知りたいと思うときの,この上なく親切なガイドとなる.
 自衛隊さらには軍事面からみた日本国の正体を知るための,まれに見る良書といえるのではないだろうか.
外国人学者の自衛隊兵士論 ★★★★★
この本は、外国人の学者が初めて書いた自衛隊論ー兵士論である。膨大な日本語の自衛隊関係の書籍を読み込んで執筆されただけでなく、100人前後の隊員たちにインタビューして書かれている。
一言で感想は書けないが、現在さまざまな危機を抱えている自衛隊の問題を兵士の立場からつきだしている。ぜひ、読んでほして本だ。